猫さんは犬のように積極的に人為的な品種改良をされてきておらず、人に家畜化される前の習性を数多く残しています。食生活にも、多くの野生の名残を残しています。ここに猫さんが新しい袋であれば食べる秘密が隠されていそうです。

ところで、野生下の猫さんはどのような食生活を送ってきたかご存じですか?主食は何でしょう?そう、皆さんご存じの通りネズミです。

猫さんと人との関わりもネズミが関係していました。日本に猫さんがやってきたのは今から約2100~2200年前の弥生時代と考えられており、壱岐島で子猫のイエネコと思われる骨が見つかっています(諸説あり)。

(イメージ)
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壱岐島はユーラシア大陸との交易の中継地点で、様々な物資を大陸から運んできていました。その物資をネズミに食い荒らされないよう、猫さんが一緒に大陸から運ばれてきたと考えられています。ネズミを食べることで、人の大切なものを守ってくれる猫さんが昔から大事にされていたのです。

猫さんがネズミを食べるために進化した証拠がほかにもあります。特に猫の発達した耳と食欲はその典型といえるでしょう。この話を少し深堀してみましょう。

証拠1:ネズミの会話を盗み聞き

ネズミは人が聞くことのできない超音波で会話します。その発声域は約2~9万ヘルツといわれています。それはさながら、スパイ映画のエージェントのように、ヒトの家屋に忍び込み、ターゲット(エサ)を奪うため、ヒトには聞こえない暗号で交信しているかのようです。

しかし、猫さんの聞こえる範囲はネズミの発声域をまるまるカバーする25~10万ヘルツほど。猫さんは人間では聞くことのできない超音波を盗み聞き、敵対エージェントを待ち伏せし、始末(捕食)する。人間にとってなんとも頼もしい相棒です。

証拠2:カリカリ摂食回数とネズミ捕食数の一致

驚くかもしれませんが、じつは猫さんの正常な食事回数は1日約10回といわれています。中には20回食べる猫さんもいるようです。