自分を毛づくろいするのは「セルフ・グルーミング」、ほかの個体を毛づくろいするのは「アロ・グルーミング」という。

ほかの猫をペロペロとなめてあげている姿はほっこりするが、これは純粋に仲良しの証なのか?

動物の生態に詳しい富田園子さんに、アロ・グルーミングに隠された猫の心理について教えてもらった。

仲良しだが“上下関係”も

アロ・グルーミングの間柄は、仲が良いことは確かですが、その一方で上下関係も隠されています。

毛づくろいする側が上位で、される側が下位のケースが多いです。マウンティングの一種ともいえるかもしれません。

(画像はイメージ)
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「オレが上でオマエが下だからな」という確認の意味もあるのです。これは、猫の親子関係を考えるとわかりやすいかもしれません。

親猫は子猫をしょっちゅう毛づくろいします。親子同士は仲が良いのは当然ですが、親猫が上位なのは確かです。

前足で抱えて強引に毛づくろいも(画像はイメージ)
前足で抱えて強引に毛づくろいも(画像はイメージ)

アロ・グルーミングのとき、相手をしっかりと前足で抱えながらなめてあげるのもマウンティングといえます。相手が「いま結構です…」という態度でも無理やり捕まえて強引に毛づくろいするシーンもしばしば見られます。