猫の飼い主のみなさんは、猫においしくご飯を食べてもらうために様々な工夫をしているのではないでしょうか。そんなみなさんへ、猫をこよなく愛する獣医学博士の岩崎永治さんが、「猫のごはん係」の創意工夫と役立つ豆知識をお送りします。

文=岩崎永治

毎日の猫のごはん、皆様はどんなことを考えて、どんなことをしながら食事を用意しているでしょうか?猫好きの皆さん、猫がごはんを食べる姿を見るのが大好きですよね。でも、好きなだけでいいですか?

もっと猫様にご満足いただけるよう努力するのが下僕としての猫ごはん係の務めです。今日は「熟練者たる猫ごはん係の姿」をご紹介します。皆さん、どれだけ当てはまるでしょうか?

飽きやすい猫さんのために…

ごはん係の準備は今日のカリカリを選ぶことから始まります。

猫はすぐ飽きます。とにかく飽きるのです。これは野生下で栄養バランスが偏らないためとか、毒を蓄積しないための防御システムといわれています。えり好みできるほど、野生下でも猫の食事は豊富だったようです。

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そんな生態的背景を知ってか知らずか、熟練者は猫の食いつきがよかったカリカリを数種類ストックしています。人間でも2日目のカレーが進まないことがありますね。猫はもっと極端で、実は1食の中でも飽きていたりしています。

歴戦の猛者となった猫ごはん係となると、異なるメーカーや風味を混ぜたりすると食いつきがよくなることを熟知しています。懐石料理やビュッフェのように、ちょこっとずつ、いろんな種類を食べるのが贅沢なのです。