13日も関東を中心に朝から激しいゲリラ雷雨があちこちで発生しています。
矢澤剛気象予報士の解説です。
東京都の善福寺川そして野川、仙川の水位が上昇し、氾濫の危険が高まっているため、レベル4氾濫危険警報が今発表されています。
レベル4は5段階のうち上から2番目で、この後も水位が上昇して氾濫の危険が高まる恐れがあるため厳重に警戒してください。
また、レベル4は自治体が発令する避難指示の目安になる情報で、川の近くや低い土地など危険な場所からの避難が必要とされます。
避難指示が出ていなくても気象庁や国土交通省、ホームページなどで確認し河川の氾濫に注意してください。
――現在、ゲリラ雷雨はどういったエリアに発生しているのか?
矢澤剛気象予報士:
まさに東京都内ですとか、千葉県内、関東南部を中心に雨雲が一番発達しています。ただこのあと、数十分おきに雨雲が急発達したり弱まったりと天気がかなり急変しやすい状況になっていますので、気を付けてください。
また13日は、これまでに千葉・我孫子市で1時間に61mmの観測史上1位の雨が降りました。
さらに、栃木・小山市では1時間に51mmの雨を観測しているということです。
――台風が過ぎ去ると台風一過で晴れるイメージだが、なぜゲリラ雷雨が続いているのか?
矢澤剛気象予報士:
今回のポイントは元台風15号が逆走台風であったことが挙げられます。東から西へ進んできましたが、台風は反時計回りに風を吹かせますので、本来であれば北風が入って乾いた空気も入るので晴れて、台風一過となるんですね。ただ今回はずっと南風、東風が入っていて湿った空気が残っています。この影響で、まず大気が不安定となるんですが。
――さらにもう1つ原因がある?
矢澤剛気象予報士:
それが、寒冷渦なんですよね。上空に流れ込んでいる強い寒気だと思っていただきたいんですが、地上の暖かく湿った空気そして上空の寒気の温度差が高ければ高いほど大気が不安定で雷雨となります。今回はまさにその状況だったと考えられます。
――この先もこうした天気に注意が必要?
矢澤剛気象予報士:
明日にかけても雷雨に注意が必要なんですが、明日は、またメカニズムが少し変わってきそうです。きょうは元台風15号や寒冷渦の影響だったんですが、明日からは台風17号の影響に変わってきます。今、南の海上を進んできていますが、もうすでに湿った空気が明日から入ってくるんですね。そして、寒冷渦はなくなりまして、今度は北に冷たい空気を持ったオホーツク海高気圧が勢力を強めてきます。この冷たい空気と暖かく湿った空気がぶつかることで前線のような形になりまして、雷雨が明日も発生しやすくなるわけなんです。
――どのくらいまでぐずついた天気になりそう?
矢澤剛気象予報士:
特に明日までが厳重警戒が必要なんですが、土日にかけても不安定な状況は続きそうですね。
お盆休み終盤ということですが、空模様には注意が必要となりそうです。
――今、気温が少し下がっているが、今後暑さはどうなりそう?
矢澤剛気象予報士:
8月下旬になるとまた暑さが復活してきそうです。きょう発表されたばかりの最新の1カ月予報を見ると、全国的に赤色の表示、気温が高い見込みになっていて、特に暑さが復活するタイミングが台風17号が北上した後、熱い空気を一緒に連れてきますので。そして列島の南には暑い空気をもたらす夏の太平洋高気圧が来週中ごろから復活してきそうです。
――東京が具体的に何度になるのか、酷暑日になるのかという不安があるが?
矢澤剛気象予報士:
7月ほどの酷暑までは予想はされていません。酷暑日、40度はないとはみているんですが、ただそれでも30度台後半の猛暑日。特に東京では来週木曜日に35度予想が出てきていますね。
――残暑はことし少し和らぐかもということだが、この暑さを乗り越えたら少し安心できるか?
矢澤剛気象予報士:
9月上旬ごろまではちょっと続くのかなとみていますが、去年の9月が異常な暑さだったんですね。7月ごろに発表した3カ月予報ですと、9月、ことしは少し暑さが弱まるかなとみていたんですが、近づいてくるとまた変わってきました。
今後も最新の情報をご確認ください。
