けれども、猫ごはん係の喜びは猫がおいしくご飯を食べてくれることですよね。いろんな味を混ぜたり、具材の入った小分けの袋を毎食変えてあげるのが猫にとって一番良い環境かもしれません。

グルメな猫さんと付き合うコツ

今回は猫がグルメになる理由の一つをご紹介させていただきました。同じものが続くと、食事中でも飽きてどっか行ってしまうほど極端な猫さん。味や種類を変えたり、複数のフードを組み合わせたりする工夫が、猫さんにとって快適な食事環境につながるんですね。

「グルメな猫さん」と上手につきあうコツは、適度な食事変化を取り入れてあげること。猫さんは我慢して同じものを食べ続けることもできますが、薄目で味わう幸せな顔を見たいですよね。忙しい猫ごはん係にとっては悩ましいポイントですが、その工夫こそが、毎日の食事をもっと楽しい時間に変えてくれるはずです。

もう一つのグルメな猫さんのパターン「新しい袋を開けると食べる謎」については次回にご紹介いたします。楽しみにしていてくださいね。

今日もまた、猫の心に寄り添えた気がします。

※参考:AFB International ウェブサイト

続きはこちら▶猫はなぜ「開けたてのカリカリ」が好き?グルメに見えるのにも科学的な理由が!ごはん係が知っておきたい猫のこだわり

岩崎永治(いわざき・えいじ)
博士(獣医学)。専門は猫の栄養学。一般社団法人日本ペット栄養学会代議員。麻布大学獣医学部寄付講座ペットケア&ニュートリション研究室特任准教授。

岩崎永治
岩崎永治

1983年群馬県生まれ。博士(獣医学)、一般社団法人日本ペット栄養学会代議員。日本ペットフード株式会社に就職後、イリノイ大学アニマルサイエンス学科へ2度にわたって留学、日本獣医生命科学大学大学院研究生を経て博士号を取得。現在は麻布大学獣医学部寄付講座ペットケア&ニュートリション研究室特任准教授。専門は猫の栄養学。「かわいいだけじゃない猫」を伝えることを信条に掲げ、日本猫のルーツを探求している。〈和猫研究所〉を立ち上げ、SNSなどで各地の猫にまつわる情報を発信している。著書に『和猫のあしあと 東京の猫伝説をたどる』(緑書房)、『猫はなぜごはんに飽きるのか? 猫ごはん博士が教える「おいしさ」の秘密』(集英社)。