「新しいもの好き」という特徴は肉食動物に共通した行動特性で、栄養バランスの偏りを防いだり、毒の蓄積を避けるために進化した行動と考えられています。
ただ、神経質な猫さんの場合は臆病さが勝ってしまい、「新しいもの好き」の性格がうまく発揮されず、安心できるいつものごはんしか受け付けない子もいます。
飽きた食事VSまずい食事
ここで2つ疑問が湧きます。
(1)同じ食事が続いて飽きている時、おなかがすいても同じ食事は食べないのでしょうか?
(2)同じ食事が続いて飽きている時、新しくまずい食事を用意すれば食べるのでしょうか?
この疑問に答える研究が1つ報告されています(※)。この研究では、おいしい食事(A)と味のないまずい食事(B)を二つ並べて毎日与え、食べた量を毎日記録し、比較しました。その疑問の答えがこちらです。
(1) 飽きると食事(A)の食べる量がちょっと減るけど、おなかがすけば食事(A)を食べ続ける
(2) 同じ食事(A)に飽きていても、まずい食事(B)は食べない
つまり、ごはんに飽きてもおなかがすけば、我慢して食べるんです。飽きたからといって、まずい食事を与えても食飽きを改善することはできません。
食飽きもそれほど強い拘束力はないので、封を開けてしまったご飯を食べ続けてほしいなら、猫ごはん係も忍耐が必要なのかもしれません。

