災害が発生して水が使えなくなると、スキンケアをする余裕をなくしてしまう人も多いはずだ。

しかし、心身にストレスがたまる非常時だからこそ、最低限のスキンケアが必要になるという。

美容ジャーナリストの伊熊奈美さんに、水が使えない環境でも実践できるスキンケア法を聞いた。

スキンケアを怠るとバリア機能が低下

災害時、最優先に考えるべきは命を守ることですが、スキンケアの継続も肌の衛生状態を保つために大切です。

人の肌から常に分泌される皮脂は、本来、肌を守る役割を果たしますが、長時間放置すると酸化して、肌への刺激物質に変化するためです。酸化した皮脂は、赤みやかゆみ、炎症などを引き起こす可能性があります。

また、本来肌には外部から細菌や汚れが侵入するのを防ぐバリア機能を備えていますが、この機能は充分なうるおいが保たれてこそ正常に働くもの。うるおい不足の状態が続くと、バリア機能が低下し、乾燥や敏感肌などのトラブルにつながりやすくなるのです。

スキンケアを怠ると乾燥や敏感肌などのトラブルに見舞われる心配も(イメージ)
スキンケアを怠ると乾燥や敏感肌などのトラブルに見舞われる心配も(イメージ)
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もちろん、数日スキンケアをしなかったからといって、すぐに肌が荒れてしまうわけではありません。しかし、緊張した状態が続く非常時においては、顔を拭いて清潔な状態を保ったり保湿をしたりするだけでも、生活の質(QOL)を向上させられますし、ストレス軽減にもつながります。

「洗浄」はアルコールフリーのウェットティッシュで

災害時でもスキンケアの目的は変わりません。

それは、「洗浄・保湿・UVケア」の3つです。