6月に開幕するFIFAワールドカップ北中米3カ国大会。その審判員に島根県松江市の三原純さんが選ばれました。
その三原さん、実はサッカーの競技経験がない“異色”の審判です。
審判を志したきっかけやその醍醐味について聞きました。

安部大地記者:
こちらの格好が審判をする時の姿?

三原純さん:
試合に臨むときのスタイルです。

J1や海外の試合で副審を務める三原純さん。
そのキャリアは20年を超えます。
5月24日に東京で行われたJ1の特別大会でもピッチに立ちました。
そんな国内でもトップレベルの審判員ですが、実は…。

三原純さん:
もともとサッカーの選手、プレイヤーとしての経験は全くなくて。

仲間内で「草サッカー」をしたことはありますが、本格的な競技経験は「ゼロ」。
ボールを蹴るのも得意ではないといいます。
そんな三原さんが審判に興味を持ったきっかけは…。

三原純さん:
(高校生の時)ちょうどワールドカップのフランス大会というのが1998年にあって、見始めたらおもしろいなと思う反面、ルールがよく分からないなと思って。規則とか理屈の方から入るタイプだったので、『何でこれがファールだろう』とか、『何でこういうのがイエローカードになったんだろう』とか、サッカーのルール、競技規則の方に興味が芽生え始めた。

ルールの複雑さが三原さんの探求心に火を付けました。

三原純さん:
副審としては、オフサイドを見分けなければいけなかったり、ボールがラインから出たかどうかというのを判断しなければいけないが、本当にセンチ単位、ミリ単位の判断をしなきければいけないケースもあるので、そういった難しさ、それを後で自分で映像で振り返ったときにちゃんと正しいことが出来てたなと思えたときのやりがい、達成感が今につながっていると思う。

三原さんにとってワールドカップ本戦の審判に選ばれるのは、これが初めて。
夢に見た舞台ですが、複雑な思いも持っています。

三原純さん:
主審が1人いて、副審が2人います。現場3人でコントロールする意味から、FIFAも同じ試合をできれば同じ国で少なくともその3人は組ませたいという意向をずっと持っていて、3人まとめて呼ばれている国も他にたくさんあった中で、日本からは2人しか行かない、みんなではいけないんだと。

今回のワールドカップでは主審52人と副審88人が選ばれましたが、日本からは副審の三原さんと主審の荒木友輔さんの2人だけ。
「ワールドカップ優勝」を目標に掲げる高いレベルで戦う代表選手のように、審判も高みを目指したいと決意を新たにしています。

三原純さん:
結果的にどんな役割が与えられるか分からないが、これまでやってきたことを全部出し尽くすんだと、私もそこに審判としての人生キャリアを懸けるつもりで、全身全霊で取り組んでいきたいなというふうに思う。

いよいよ開幕する世界最高峰の舞台。
審判として実際にピッチに立てるかどうかは現地でのトレーニングの結果次第という厳しい世界です。
それでも、三原さんは審判の「日本代表」としてベストを尽くします。

TSKさんいん中央テレビ
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