本格的なマリンレジャーシーズンを前に、沖縄県警は事故を未然に防ごうと、ダイビングやシュノーケリングの前後に体調をチェックするシートの活用を事業者に呼びかけています。
県警によりますと、水難事故に遭った人のうち、ダイビング中に水を飲んだわけではないのに肺に水がたまって呼吸できなくなる「肺水腫」となる事例が確認されているということです。
この症例は「SIPE」サイプと呼ばれていて、県内で2025年の1年間に水難事故にあった135人のうち、29人がサイプの疑いがあるということです。
琉球大学病院 救命救急センター長 梅村武寛 医師:
寒くなって体温が下がらないように血管が細くなる、それから水圧がかかる、ウエットスーツで締め上げられている。血圧が高くなると心臓から血が出ていきにくくなる。血液が渋滞をすると何が起こるかというと、空気を取り込むところに水が出てきてしまうわけです。これを肺水腫といいます
サイプについては疾患概念が確立されていないため、県警では2025年から琉球大学病院と名桜大学と原因究明や対策を行うため連携協定を結んでいます。
22日の報告では、ダイビングやシュノーケリングの前後に血中の酸素飽和度を確認することが事故防止の観点からも有効であるとして、県警は事業者にチェックシートの活用を呼びかけることにしています。