自動車メーカー・マツダの主力SUV「CX-5」が、9年ぶりにフルモデルチェンジし、5月21日に国内で発売された。世界で累計500万台以上を販売してきた車種の刷新は、今後のマツダの成長を左右する一手ともいえる。
新型「CX-5」国内で販売開始
5月21日、東京で発表会が開かれ、国内販売が始まった新型「CX-5」。
「魂動デザイン」と「スカイアクティブ技術」を全面的に採用したモデルとして2012年に導入し、マツダを代表する存在となってきた。
3代目となる今回は、よりスポーティーなデザインに刷新。スタイリッシュなボディーラインに加え、車体後部には従来のエンブレムではなくアルファベット表記の「MAZDA」を採用した。
マツダの毛籠勝弘社長は発表会で、「乗るほどに人生が少し豊かになる、そんな私たちの自信作をようやくお届けできることを私自身、とても楽しみにしています」と語った。
ブランドアンバサダーに綾瀬はるかさん
発表会には、広島市出身の俳優・綾瀬はるかさんも登壇。新型CX-5の発売に合わせ、マツダのブランドアンバサダーに就任した。
CM撮影で実際に新型CX-5に乗った綾瀬さんは、「広々とした空間、守ってもらえるような空間で、ずっと乗っていたいなというような乗り心地でした」と笑顔を見せた。
マツダがブランドアンバサダーを起用するのは、2011年にサッカーの長友佑都選手を起用して以来。ブランド強化に向けた力の入れようがうかがえる。
“家族で使いやすい”広い車内
新型CX-5は、全長4m69cm、幅1m86cmと、現行の2代目よりひと回り大きくなった。
取材した若木憲子記者は「タイヤ間の長さが11.5cm長くなったことで、後部座席の空間にゆとりがあって乗り降りもスムーズです」と話し、実際に座って広さを体感した。
荷室も大容量になり、これまで横向きにしか積めなかったベビーカーを縦向きのまま収納できるようになった。さらに、後部座席を倒すと、ヘッドレストに頭を置いて大人2人が横になれるほどのスペースがある。
若木記者によると、主なターゲットはファミリー層。価格は330万円台~440万円台で、消費者の購入意欲が高い価格帯を狙ったとしている。
Google搭載 マツダの新たな挑戦
今回の新型では、全グレードに大型タッチパネルディスプレーを設置。15.6インチの画面にはGoogleを初搭載した。
若木記者が「ヘイ、グーグル、みなとみらいまで連れて行って」と呼びかけると、すぐに音声案内が始まり、目的地までのルートが表示された。
走行性能では、2.5Lのガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせ、走行中に最も効果的なエネルギーの使い方を判断。ハンドル操作のしやすさにもこだわった。
若木記者によると、現行の2代目CX-5はガソリン車とディーゼル車の購入者がほぼ半々だったが、今回の新型ではマイルドハイブリッド搭載のガソリンエンジンに集約。マツダにとって、新たな顧客獲得に向けた挑戦ともいえそうだ。
すでに販売されているヨーロッパでは受注が1万5000台に達していて、北米でも手応えを感じているという。
毛籠社長は、「非常に価値の高い商品、ザ・SUVに仕上がっている。マツダの自信作と思っていただきたい」と力を込めた。新型CX-5は、月間2000台の販売を計画している。
(テレビ新広島)
