新幹線開業から3年目を迎え、福井駅周辺ではにぎわいづくりへの模索が続いています。福井を盛り上げるコンテンツの一つとして登場したのが、恐竜のイラストが描かれたカードです。手がけたのは福井のまちづくりを担う会社。一体どんな仕掛けが詰まっているのか取材しました。
兵藤遥陽アナウンサー:
「福井の恐竜がカードになりました!自分だけのオリジナルコレクションにしたり、お気に入りの恐竜を戦わせることもできるんです」
「ディノ・エボリューションズ」と名づけられたこの恐竜トレーディングカードは、福井市中心部の活性化に取り組む第3セクター「まちづくり福井」が企画・開発しました。
カードは全部で50種類。カードには、福井で見つかったフクイラプトルやフクイティタンをはじめ、ティラノサウルスなど個性豊かな恐竜のイラストが描かれています。
カードを作ったその狙いについて、まちづくり福井・企画事業部の岩井佑允さんは「恐竜カードゲームを使い、この町、福井駅前がさらに活性化していくような仕組みづくりができたら」と話します。
“恐竜王国・福井”の強みを生かし、カードを通じて福井駅周辺に何度も足を運んでもらい、回遊性やコミュニティを生み出そうというのです。
4月28日に行われた福井駅西口の商業施設「ジュラモール」のリニューアルイベントでは、12月の発売に向けカードのPRを開始。
カードには「火」「風」「森」など、戦わせるための5つの属性が決められていて、それぞれに強みや弱点があります。自分だけのオリジナルコレクションにしたり、お気に入り恐竜を戦わせることもできます。
遊び方はというと、40枚ずつ持った手札の恐竜で相手にダメージを与え、パワーを0にさせれば勝ちです。
様々なボードゲームを開発しているプロのおもちゃクリエイターがゲーム設計を担当しました。
まちづくり福井の岩井さんは「まちづくり会社がここまで本気になってルール設計から行うのはあまり聞いたことがない。ちょっと本気を出しちゃいました」と笑います。
さらに、市民が考えたオリジナル恐竜もカードに加わる予定です。去年1月に行った市民が思い描く恐竜イラストコンテストの優秀作品に選ばれた、福井名物の「油あげ」を背負った恐竜です。
岩井さんは「福井駅前のイベントなどで、そこだけでしか配らないようなカードを作って今後、配布をしていきたい」とします。
50種類のノーマルカードとは別の“レアカード”は販売はせず、秋に福井駅前で行われるイベント限定で配布を計画しているということです。
「12月の販売に向けてカードのプロモーションを進めていき、こういうカードゲームが出るんだぞというということをしっかりと県民に伝えていきたい」(岩井さん)
カードは、集めたりゲームをしたりする以外の使い方も。2枚集めるとカプセルトイに挑戦ができ、駐車券や商品券などと交換できます。
今後は福井市のふるさと納税の返礼品としても検討しているということで、福井が誇る恐竜をカードとして、どう地域の力に変えていくか、新たな挑戦が始まっています。