「春の紫外線」。本格的な暑さがくる前のこの時期は油断しがちですが、実は、真夏と同じ対策が必要です。さらに、地域的な事情や春ならではの注意点も。対策グッズも紹介します。

■ぽかぽか陽気 紫外線対策は?

紫外線対策、始めましたか?

30代:
「紫外線が気になるので(日傘をさした)。先週末くらいから急に暖かくなった。肌が弱めでかぶれちゃうので」

50代:
「必ず日傘をさしてる、普段は。目もやられちゃうので(サングラスを)」

30代:
「幼稚園行く前に日焼け止め塗って。ちょっと(外)出ただけで赤くなっちゃうから春のうちからやらないと」

晴れた日の長野駅前。ぽかぽか陽気で過ごしやすい一方、日差しが急に強くなったと感じませんか?

■5月には真夏並みの紫外線量に

ひなた形成・皮ふ科クリニック 宇田佳郎院長:
「3月から急激に紫外線の量が上がってきて、5月になったら真夏並みの紫外線の量に。まだまだと思って油断してると紫外線をいっぱい浴びてしまう」

「春の紫外線」に注意を呼びかけるのは、長野市のひなた形成・皮ふ科クリニック・宇田佳郎院長。紫外線の強さは、すでに対策が必要なレベルになっているといいます。

気象庁が月ごとに観測した紫外線の強さを示す「UVインデックス」の平均値を見ると、ピークは7月。次いで8月と6月。そして、5月も「強い」とされるレベルに達していました。

紫外線は3月から急激に増え、まだ日焼けに慣れていない「無防備な肌」はダメージを受けやすいということです。

■長野県は沖縄・那覇市レベル?

広く晴れた4月14日の気象庁のUVインデックスの解析結果をみると長野県の地図の辺りは周辺より色が濃くなっています。

地面に届く紫外線は標高が高いほど強くなるため、空気も澄んでいる県内は特に注意が必要です。

ひなた形成・皮ふ科クリニック 宇田佳郎院長:
「(長野市は)那覇の9割程度ぐらいの量。晴れの日も多い長野県は本州の中でもかなり紫外線が多いエリアですね」

肌のシワやたるみ、日焼けやシミを引き起こす紫外線。県環境保全研究所が夏に増える「B波」の量を長野市で測定したところ、沖縄の那覇市と同じ高いレベルでした。

■人気は「フェイスカバー」

店頭でも既に対策グッズがそろっています。長野駅ビルにある「ハンズ」で人気なのは、頬から首までをスッポリ覆う「フェイスカバー」です。

(記者リポート)
「しっかり顔周辺をカバーしてくれますが、マスクほどの息苦しさがなく軽くつけられます」

ハンズ長野店・内山実紀さん:
「暖かくなってきて、マスクすると苦しい。洋服が薄くなり胸元が開いて首元が気になる。自転車に乗るときに顔回り、首元が気になる人が購入いただいている」

■“タイパ”意識のUVクリームも

対策の基本は、やはりUVクリーム。100種類以上が並んでいます。最近の人気は、時短=「タイパ」を意識したものだそうで、ほんのり色づくこちらは化粧下地も兼ねられるためメイクの時間を短縮できます。

ハンズ長野店・内山実紀さん:
「色が付いていると、ちょっとコンビニ、ごみ出しに行くとき、メイクは面倒でも日焼け止めはしなきゃいけない。だったら色付いたクリームで外に行ける状態にと」

また、子どもにも使えると人気なのが、せっけんやボディソープで洗い落とせるタイプです。

ハンズ長野店・内山実紀さん:
「子どもにメイク落としは脂を取りすぎたり、お肌に負担がかかってしまうので普段、お風呂に入った時にボディソープやせっけんで落ちるタイプの方が親子で使って安心」

ちなみに、十分な効果を出すにはたっぷり塗るのが必要。顔の全面と片腕それぞれに塗る適量は、容器から出して500円玉ほどの大きさだそうです。

ひなた形成・皮ふ科クリニック 宇田佳郎院長:
「思ったよりも量を多く塗らないといけない。『1度塗ったらおしまい』じゃなくて、2、3時間ごとに重ねて塗る。外出時間も、午前10時〜午後2時が一番(紫外線)多いですから、その時間を避ける」

■花粉症の人は特に注意が必要

さて、春はもう一つ、気をつけなければいけないことが―。スギやヒノキの花粉です。花粉がついてかゆみや赤みなどアレルギー反応の出た肌に紫外線が当たると、ダメージがより大きくなるということです。

ひなた形成・皮ふ科クリニック 宇田佳郎院長:
「花粉症と紫外線の皮膚トラブルで受診される方が2026年は特に多い。花粉症の皮膚症状が出ることで皮膚のバリア機能が下がって、そこに紫外線を浴びてしまうとよりダメージを受けやすくなる」

お出かけの機会も増える春。「まだ大丈夫」と油断せず、紫外線を浴びすぎないよう早めの対策がおすすめです。

長野放送
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