2025年5月、走行中の長野電鉄の車両に風で飛ばされたと見られる農業用の小屋が衝突し、乗客3人が死傷した事故で、運輸安全員会が事故調査の経過を報告した。原因の究明にむけては、さらなる調査・分析が必要だとしている。
走行列車に小屋が衝突 乗客3人死傷
2025年5月21日午後5時50分ごろ、長野県須坂市の日野駅近くを走行していた長野電鉄の車両に、風で飛ばされたとみられる農業用の小屋が衝突した。
この事故で、乗客1人が死亡、2人がケガをした。
事故の発生を受け、運輸安全委員会は、鉄道事故調査官を派遣し、関係者からの聞き取りや、車両、気象などの調査・分析を行ってきた。
運輸安全委員会が経過報告
経過報告によると、小屋は線路沿いに設置され、単管パイプやトタンなどでつくられていたということだ。
衝突した先頭車両では、右側面の窓ガラスやフロントの窓ガラスの破損、車体のへこみなどが確認されたということだ。
駅の監視カメラに「天候急変の様子」
事故当時の現場付近の気象について、長野地方気象台は、午後5時40分から50分にかけ、風速30メートルを超える突風が吹いたと発表していた。
経過報告では、日野駅の監視カメラ映像から、天候が短時間で急変する様子が確認できたとしている。
原因究明には「さらなる調査必要」
一方で、原因究明と再発防止策の検討に向けては、小屋の状況などさらなる事実確認や分析、関係者からの意見聴取が必要だとし、引き続き、調査を続ける方針だ。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(18枚)
