衆議院では9日、憲法審査会が開かれ、与野党が意見表明を行いました。
憲法9条や自衛隊の位置づけなどが焦点となる一方、沖縄を含む全国各地で「平和憲法を守ろう」と緊急アクションが行われました。
自民党が大勝した衆議院議員選挙後初めて開かれた憲法審査会。
憲法改正の原案を作成する「条文起草委員会」の設置を連立合意に盛り込んでいる自民党と日本維新の会は、改憲議論を加速させるよう呼びかけました。
自由民主党 新藤義孝 議員:
「9条の2」として、我が国の平和と独立を守り、国および国民の安全を保つという、国防規定を創設するとともに、それを担う組織としての自衛隊を明記し、これに対するシビリアンコントロールの規定も明記する。具体的な条文案の作成に入って参りたい
一方野党は「改憲ありきではない」として慎重な姿勢を示しました。
中道改革連合 国重徹 衆議院議員:
自衛隊の行動が行き過ぎたり、緊急時における措置が乱用されることのないよう、民主的統制の観点から議論を深める必要がある
国民民主党 玉城雄一郎 代表:
優先的に行うテーマについて、それぞれの党内での意見集約をぜひお願いしたい
高市総理が「国論を二分する政策」の一つに掲げる憲法改正。
9日の憲法審査会に先立ち、国会前では集会が開かれました。
8日、全国160か所でいっせいに行われた「平和憲法を守るための緊急アクション」。
参加者は憲法9条の改定に反対の声をあげました。
県内でも那覇市や沖縄市など9か所で集会が開かれ、合わせて600人以上が声を上げました。
参加した人:
このままでは、どんどん戦争に向かっていく感覚がして、怖くなったのがきっかけです
参加者の多くがペンライトを手にした理由は。
Qペンライトを持つ理由は
普段はコンサートで振って使っているんですけど、戦争が始まったら、コンサートにもいけないじゃないですか。右とか左とかではなくて、シンプルに戦争が嫌だという気持ち。この意思表示は、ちゃんとやっていこうと思って
参加者の中には若い世代の姿もありました。
参加した人:
私は右とか左とか考えたこともなかったんですけど、沈黙と傍観はしていたなって。それはこの子にとっても良くない。自分の子どもに、「ナイフを持って友達と仲直りしなさい」と教える親にはなりたくない。「握手して仲良くしよう」と(教えたい)
アメリカとイランとの武力衝突など各地で戦闘や紛争が跡を絶たないなか、集会に参加した人たちは「戦争反対」や「平和を守ろう」への強い思いを示していました。