だからこそ、万が一入ってきたクロゴキブリがすみづらい環境にしておくことも重要です。

有効なのは、「捕獲器」と“ベイト剤”と呼ばれる「毒餌」をダブルで仕掛けておくこと。ゴキブリを見つけてから対策する方も少なくないと思いますが、事前に仕掛けておけば万が一入ってきても気づかないうちに捕獲器で捕まえたり、毒餌で駆除できます。

また、どちらか片方だけ仕掛けている方がほとんどだと思いますが、どうしても遭遇したくない人は両方仕掛けた方が安心です。

捕獲器と毒餌を両方仕掛ければ駆除できる確率は増す
捕獲器と毒餌を両方仕掛ければ駆除できる確率は増す

各部屋の隅に1~2個ずつ設置するのを目安に、全ての部屋に仕掛けてください。シンクなどの暗くて水気のある場所や、ソファの下などの暗くて通気の悪い場所なども忘れずに。

あとは、忘れがちですが製品の使用期限が切れたら新しいものに置き換えてください。

ここまで徹底すれば遭遇する可能性も低くなりますし、日々安心して暮らせるはずです。

小松謙之(こまつ・のりゆき)
株式会社シー・アイ・シー 博士(学術)研究開発部 執行役員。2000年頃からゴキブリを飼育し、ブログ「ゴキブログ」、YouTube「ゴキブログチャンネル」で情報を発信中。

画像提供=株式会社シー・アイ・シー

取材・文=有竹亮介

小松謙之
小松謙之

株式会社シー・アイ・シー 博士(学術)研究開発部 執行役員。1985年麻布大学環境保健学部卒業後、同社に入社。専門は衛生動物学で、ねずみ駆除協議会専門委員、日本ペストロジー学会編集委員、日本衛生動物学会編集委員、都市有害生物管理学会評議委員・編集委員、ヤマザキ動物看護大学客員教授なども務める。近年はネズミ・ゴキブリなどの衛生動物の研究に加え、小笠原の外来生物の防除方法の研究・開発を行う。2000年頃からゴキブリを飼育し、ブログ「ゴキブログ」、YouTube「ゴキブログチャンネル」で情報を発信中。