京都府で小学6年生になる男の子が行方不明になって、4月1日で9日になる。山の中で発見された通学用かばんは、発見前の捜索では見つかっていなかったことが明らかになった。
道路脇には“不法投棄のゴミ”も
広瀬修一キャスター:
園部小学校から大人が歩いて45分ほどかかる場所です。大きな池が見え、途中からは極端に道が細くなっています。
1日午後1時過ぎに取材班が入ったのは、3月31日まで規制線が張られ、中に入れなかった京都府南丹市の峠道。
広瀬キャスター:
トラックが1台通りかかりました。
車1台がやっとというほどの狭い道路の脇には、空き缶やブラウン管テレビなどの不法投棄とみられるゴミが散乱していた。
この山の中で、行方不明となっている安達結希さん(11)の黄色のリュック型通学カバンが発見された。ところが、安達さんの行方が分からなくなった直後の3月24日と25日、そして発見前日の28日の3回に渡り、地元消防団が付近を捜索した際、カバンは見つからなかったという。
地元の人:
国道9号線の観音峠が渋滞してる時とか、そういう時はここを通る人が多い。
――小学生が1人で来るような場所か?
地元の人:
全然違う。こんなとこ(来ない)。
新年度を迎え、南丹市立園部小学校の6年生になる安達さんは、先週月曜日の3月23日、小学校に隣接する駐車場付近で父親の車を降りた後、登校せず、行方が分からなくなっている。
地元の人:
(子供が)1人で歩いてたら、そりゃ昼間に歩いてたら私らはおかしいな?と思います。

安達さんの姿は学校の防犯カメラに映っておらず、目撃情報もない。現地を取材すると、小学校がある丘を下って裏手には南丹市役所があり、その近くにはバス停がいくつかあったが、警察によると、安達さんが電車やバスに乗った記録も確認されていないという。
小学校からカバン発見場所まで“徒歩45分”
事態が動いたのは3月29日。小学校から北西に約3km離れた山の中で、親族が安達さんの通学用カバンを発見した。見つかったのは安達さんの自宅とは異なる方角にある山の中だった。

もしも小学校から安達さんが歩いて向かったとすれば、どのような道のりなのか。取材班は、実際に辿ってみた。
広瀬キャスター:
人通りはないですね、住宅街も見えてきました、ただ、このようにちらほら車が走っています。小学生が歩いていれば、もしかしたら気づけるかも知れません。

小学校の周辺は工場や住宅街。防犯カメラが設置された場所も複数確認できる。しかし、さらに進むと、周辺の様子は変化する。
広瀬キャスター:
この先、山が見えてきましたね、住宅がなくなっていきそうです。この先にランリュックが見つかったとされる場所があります。
ようやくたどり着いた安達さんの通学カバンが発見された付近までは、大人でも45分ほどかかった。
「おかしい。子供でも歩かへん」
この山道で通学カバンが見つかったことについて、地元の人は……。

地元の人:
おかしいそれは。こんなところ、子供でも歩かへんて。そこでわざわざリュックを置いていくということは絶対あらへん。
通学カバンはなぜこの山の中から発見されたのか。そして、地元消防団などが複数回行った捜索では、なぜ見つからなかったのか。

カバンは何らかの理由で気づかれなかった可能性もあり、警察などは引き続き、捜索を続けるとともに、情報提供を呼びかけている。
安達さんは身長134.5cmの痩せ形、黄色い帽子をかぶり、フリース・灰色のトレーナー、ベージュのチノパンをはいていたという。情報提供は南丹署生活安全課(0771-62-0110)まで。
(「イット!」4月1日放送より)
