人気アイドルなどのコンサートチケットの不正転売が問題になる中、今、裁判に発展するケースもあるといいます。
そんな中、転売していた女性がその実態を今回語ってくれました。
「転売しようと思って始めたわけではなく、コンサートを何回も行きたいって思ったらそういうふうになっちゃったって感じです」と語るのは、STARTO ENTERTAINMENTに所属するアイドルを10年以上応援している東京都内に住む20代の女性です。
そんな1人のファンが不正なチケットの転売行為に足を踏み入れてしまった訳をフジテレビのカメラに語りました。
転売行為をしていた20代の女性:
最初は普通にチケットを取っていて、だんだんチケットが取れなくなったので、“転売サイト”だと思っていなかったんですけどチケットが売っているところがあったので、そこで買うことを知ってからです。自分が行けなくなってしまったとき、自分が買ったみたいに売ればいいんだなってことを知ってやり始めたというか、キッカケですかね。
女性は当選したコンサートに行けなくなった際、転売サイトを使い初めてチケットを売る行為をしたといいます。
時には約1万円で購入したチケットを10万円で売り、そこで得た利益を別のコンサートのチケットの購入に充てていたといいます。
また、女性はサイトを利用したチケットの売買について手数料を支払っていることから安心と思い込み、“悪いこと”という認識も薄かったといいます。
転売行為をしていた20代の女性:
自分が行けなくなってしまったときにこの席を空席にしてしまうので、そこ(転売サイト)に出せば、誰かが行ってくれる!っていう感じでした。チケット代がほしいっていうよりかは実質交換みたいな感じ。
転売行為は“コンサートに行きたい”“会場に空席を作りたくない”、そんなファン心理から行っていたと話します。
転売行為をしていた20代の女性:
正直“転売ヤー”では本当になくて、公演に行きたくて。うすうすダメなのかなって思っていたんですけど、他の人もやっているからという軽い気持ちでやってしまっていた。
女性はこれまでに約90枚ものチケットを転売していたといいます。
そして、コンサート主催会社が行った転売サイトへの情報開示請求によって、女性の転売行為が特定されました。
その後、会社側へ数百万円を支払うことで和解が成立したということです。
転売行為をしていた20代の女性:
(コンサート運営側から)メールが来て、それほど大ごとなことだったんだって感じで反省しました。「見たい」「応援したい」、自分の「好き」って気持ちが強くなってしまって、最終的に行きたいが故に“転売”っていう売り買いをしてしまって、最終的に悪いことをしてしまったってことになってしまって反省しているって感じです。
相次ぐチケットの不正転売行為を巡っては、STARTO社はこれまでにもチケット購入者の本人確認の徹底や、公式リセールサービスを提供するなど不正転売行為への措置を講じています。
3月には人気アイドル「Snow Man」のチケットなどを転売サイトを使って高額転売していた都内在住の男性に約2300万円の損害賠償を求めコンサートの主催会社が提訴し、転売の仲介を担ったサイトに対しても売買で得た手数料の返還を求める訴訟を起こしたことが明らかとなっています。
こうした転売ヤーや転売サイトへの訴訟は初めてだということです。