3月18日に最新のガソリン価格が発表され、福島県内で163.1円だった、レギュラーガソリン1リットルあたりの価格は192.6円に。初めて190円台を突破し、史上最高値を更新した。ガソリンには、政府の補助金の効果が待たれる一方、4月からは電気代の補助金が終了へ…料金の値上がりが予想されている。

■街のパン店にも影響
「学校給食やスーパーに車で配達していますので、ガソリンはかなり辛いところ」
止まらない燃料高騰に悲鳴をあげるのは、創業100年以上郡山市民に愛されてきた大友パン店。
郡山市内の約20カ所に配達を行っていて、1カ月に使用するガソリンは300~400リットル。しかし原油価格の高騰により、ガソリンを購入している小売業者からはガソリン1リットルあたり31円値上げする知らせが届いた。
社長の吉田明弘さんは「燃料費の負担が大きくなりそう。すぐ安くなるかもしれないと期待をしている」と語る。

■追い打ちかける電気・ガス料金
さらに追い打ちをかけるのが電気・ガス料金の値上がりだ。
政府が物価高対策として行ってきた補助金は、3月の使用分から縮小され、4月からはゼロに。
パンを焼くために電気やガスのオーブンをフル稼働させるため、月の水道光熱費は平均60万円程度かかる。政府による補助の縮小と打ち切りによる影響は未知数だ。

■増す負担と不安
コスト増とのWパンチにより、心配される経営への負担。大友パン店では、物価の高騰から1月に商品を10円程度値上げしたばかり。
さらなる価格転嫁は難しいというが、買い物客からは「おいしいから、価格転嫁はしょうがない」との声も聞かれる。
吉田さんは「もともと安いものだったので、そこまで上げられない。できるだけ安く販売したいとは思っています」と語った。

■専門家が指摘「原油高の影響は夏ごろに」
エネルギー価格の高騰に専門家は…。SOMPOインスティチュート・プラスの小池理人上級研究員は「エネルギーを使うものというのは、ほとんど全ての産業に当てはまると思いますので、あらゆる産業でコストの増加が起きてそれを価格に転嫁しかなければならないので、ほとんどすべての品物が物価上昇圧力にさらされることになるかと思います」という。

東北電力では、3月使用分の電気料金が標準家庭で前の月から817円値上がりし、4月分からはさらに値上がりする見込みだ。

さらに、小池さんは「原油、燃料価格というのは電気代を構成する一部になりますので、電気・ガス代への上昇に効いてくると思います。ただエネルギー高はちょっと遅れて効いてくるので、電気・ガス代が直ちに効いてくるわけではなくて、今起きている原油高の影響は今年の夏ごろに出てくるのかなと思っています」と指摘した。

今後、私たちの家計にどれほどの影響が出るのか。

福島テレビ
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