高市首相が出席した18日の国会。
何度も「トランプ大統領」の名前が飛び交いました。

18日夜、アメリカに向けて出発し、注目の日米首脳会談に臨む高市首相。
ホルムズ海峡の安全確保を巡り、トランプ大統領は日本にも支援を要請していましたが…。

高市首相:
自衛隊の派遣について現時点では予定はしていない。

ところが日本時間の18日未明、当の本人から「支援は必要ない」というまさかの発言が飛び出したのです。

終わりが見えないアメリカによるイランへの軍事攻撃。

日本時間の18日未明、攻撃を指示したトランプ大統領本人が終戦の見通しについて「まだイランから撤退準備はできていないが近く撤退する。今のところ、イランはあらゆる面で壊滅状態だ」と述べました。

世界が対応に迫られている発言にも大きな変化が。
イランが事実上封鎖している「ホルムズ海峡」の安全確保を巡り、トランプ大統領は日本を含む各国に艦艇派遣などの支援を要請しました。

しかし、NATO(北大西洋条約機構)のイギリスやドイツなどから否定的な意見が続出。
フランスのマクロン大統領も「現時点で作戦への参加はあり得ない」と述べました。

日本でも自衛隊を派遣するのかしないのか議論が進んでいましたが、トランプ大統領が突然方針を一転させました。

トランプ大統領:
NATOは非常に愚かな間違いを犯している。NATOが我々の味方かどうかずっと考えてきた。これでよく分かった。支援は必要ない。むしろ、まったくいらないんだ。

各国からの支援は必要ないとの考えを表明。
事実上の撤回に追い込まれた形です。

トランプ大統領との首脳会談に臨むため、18日夜、アメリカに向けて出発する高市首相は「日々情勢が変わる。また米国側の発信が変わる。このタイミングですので、日米関係を強化することを確認していきたい。今のイラン情勢を含む問題について、しっかり議論を深めてまいります」と述べました。

日本政府内では「また気が変わるかもしれない」「トランプ大統領の頭の中はわからない」と、トランプ発言を疑問視する見方も。

一方、野党は自衛隊の派遣を巡り高市首相に迫りました。

立憲民主党・杉尾議員:
日米首脳会談で強行に派遣を求められた場合、予測不能だが、高市首相は「ノー」と言えますか?

高市首相:
自衛隊の派遣については、何ら決まっていないということは事実。

立憲民主党・杉尾議員:
決まっていなくても検討はしていない?

高市首相:
完全な停戦合意が行われた後、貢献できることが皆無とは申し上げない。これはその時、しっかり考える。

ホルムズ海峡への自衛隊の派遣については停戦後に検討する可能性を示した高市首相。
日米首脳会談が注目されます。