ガソリン価格高騰は、物流の一翼を担う運送会社にも影響を与えている。
燃料費が1日あたり40万円上昇していて、利益を圧迫する状況となっている。
山形県天童市にある村山運送。
大型トラックやトレーラー車など320台を保有し、主に段ボールなどの紙製品や食品の輸送を行う運送会社。トラックなどの燃料は軽油で、先週から燃料費が急激に高騰したという。
村山運送運輸事業部・後藤健一部長
「前の日に各石油メーカーからファックスが入って、12日以降この値段ですということで通知があった。(1リットルあたり)30円以上、35円ぐらい上がっている」
県内、東北だけでなく首都圏、関西と長距離の輸送も行っていて、燃料費は実に経費の4割ほどを占める。
村山運送運輸事業部・後藤健一部長
「1日あたり1万2000リットルの軽油を平均で使うので単純に(1リットルあたり)30円とすると40万円以上利益が圧迫しているという状況。これまでにないぐらいの影響が出るのかなと」
この状況が仮に1カ月続けば、1200万円燃料費の負担が増えることになる。
こうした状況を踏まえて、顧客に対し燃料価格の上昇によって増えたコスト分を別建ての運賃として設定する「燃料サーチャージ」を要請。
しかし、反映されるには時間がかかるという。
村山運送運輸事業部・後藤健一部長
「早くても4月から、あとは検討しますということでもうしばらくかかるのかなと思う。うちは軽油だが各工場やメーカーも石油を原料とした製品を作っているので製造業なども大変なのだと思う」
政府は3月19日から、ガソリン元売り会社に対して補助金の支給を始めるとしているが…。
村山運送運輸事業部・後藤健一部長
「下がるということはないのではないかと見ている。今の上がった段階を維持するというか、そのぐらいなのではないかと思っている」
こうした中、村山運送では燃料を削減するため、ドライバーに対して「急発進をしない」「少しの間であっても停車するときはエンジンを切る」などエコドライブを呼びかけている。
村山運送運輸事業部・後藤健一部長
「今までは何かあるとすぐに満タンにしていたが、満タンにしないで必要な分だけ給油していけば、それだけ重量も軽くなるので燃費向上にはつながるのかなと思う。自助努力、身近なところ、自分たちのできるところからやっていきたい」
燃料費に加えて今後、積荷を固定するのに欠かせない業務用のラップなど、石油を使った資材の高騰も心配される中、先が見通せないこの状況が少しでも早く落ち着くことを願っている。
村山運送運輸事業部・後藤健一部長
「燃料も入ってこなくなるという可能性もあると聞いているので、そうなるとトラックが走れなくなるのでそういうことはなくタンクローリーが今まで通り来てもらう。あとは金額。早急に軽油の値段が下がるというところをまずは切にお願いしたい」