はしかの感染が急拡大し、2026年の感染者はすでに100人に上っています。
対策を取材しました。

東京都は17日、新宿区内の同じ飲食店で働く20代の男性従業員9人がはしかに集団感染したことを明らかにしました。

発症した日は2月19日から3月6日にかけてで、発熱や発疹などの症状があったということです。

いずれにも最近の海外渡航歴はなく、9人のうち2人にはワクチンの接種歴がありました。

国内のはしか感染者は3月8日までに100人に上り、2025年の同じ時期に比べ4倍以上の多さとなっています。

はしかは10日から12日ほどの潜伏期間を経て発熱や風邪のような症状が数日続いたのち、39度以上の高熱や発疹が現れます。

また、肺炎や脳炎などの合併症などにより命を落とすケースもあります。

特に注意が必要なのが感染力の強さです。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
はしかは接触感染、飛沫(ひまつ)感染、空気感染します。わずかなウイルスで感染を起こしうるのがはしか。

不織布マスクや手洗いによって感染を防ぐことは難しく、予防にはワクチンの2回接種が有効とされています。

伊藤院長によりますと、2000年の4月2日以降に生まれた人はワクチンの定期接種を2回受けている可能性が高い一方で、1972年10月1日から2000年4月1日生まれの人は1回接種。

それより前に生まれた人は1回も接種していない可能性が高いといいます。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
ワクチン接種2回していても、なんらかの理由で体力の消耗や病気などで免疫力が落ちてくることがあるので、ワクチン接種プラス感染防御が重要だと思う。

伊藤院長はワクチンの接種歴やはしかへの過去の罹患(りかん)歴が分からない場合は、まず医療機関で抗体検査を受け、ワクチン接種が必要かどうか確認してほしいとしています。