2024年9月、肥薩おれんじ鉄道が鹿児島県出水市の野田郷駅で脱線した事故について、国の運輸安全委員会は、枕木の損傷でレールの幅が広がったことが原因と考えられると発表しました。
この事故は2024年9月、出水市の野田郷駅で肥薩おれんじ鉄道の1両編成の列車の前方の車輪が脱線したものです。
事故当時、乗っていた乗員乗客12人にけがはありませんでしたが、運行再開に約1日半を要しました。
事故原因を調査していた国の運輸安全委員会は19日報告書を公表しました。
報告書によりますと、事故現場付近では損傷のある枕木が連続していて、レールを固定する力が弱まり、レールの幅が広がったことが原因と考えられるということです。
現場付近の線路約60メートルの間に敷かれた98本の枕木のうち、41本に不具合があり、そのうち速やかに交換が必要なものは9本あったということです。
また、報告書では肥薩おれんじ鉄道では、事故の約1週間前に枕木の検査を実施し、不具合を把握していましたが、応急処置を行わなかったとされています。
再発防止策として会社では、全線路の徒歩での点検や社内教育の徹底などの取組みを行ったということです。