出雲市と松江市を結ぶ一畑電車に新たに導入される新型車両のデザインが発表されました。
コンセプトは「日常と観光の融合」。
これまでにないインパクトの強いデザインで「乗りたい鉄道」を目指します。

一畑電鉄・石飛貴之常務:
10000系車両導入にあたりまして、(出雲地方にわく雲)叢雲の下を走り抜ける電車を『天叢雲(あめのむらくも)』と名づけました。

デザインが公表されたのは一畑電車が導入を計画している新型車両「10000系・天叢雲」。
出雲路を走る観光列車の役割も担うため、特別のデザインが取り入れられます。
外観は濃い茶色を基調にアクセントとして、出雲の地にわく「むらくも」をイメージしたライン。
内装は木やガラスをふんだんに使って落ち着いた雰囲気に。
シートの向きや形、素材も様々で非日常の空間を演出します。

製造費は、2両で8億5800万円。
国や県、沿線の出雲市、松江市からの助成金で賄う計画です。

一畑電鉄・石飛貴之常務:
車両が完成した段階で終わりではないので、それをどうやって使いこなしていくのか運用していくのかというのが我々に課せられた使命だと思っています。

そこで…。

デザイン研究所・水戸岡鋭治さん:
大変なことをやらなければ新しい物は生まれないし、新しい鉄道文化はできない。

デザインを依頼したのは水戸岡鋭治さん。
九州新幹線「つばめ」やクルーズ列車「ななつ星」、山陰では若桜鉄道の観光列車のデザインも手掛けています。

一畑電車が7年前、新型車両の導入をきっかけに「乗りたい」鉄道を目指したいと水戸岡さんにデザインを打診していました。

7年越しで実現する期待の新型車両ですが、水戸岡さんは…。

デザイン研究所・水戸岡鋭治さん:
(天叢雲という名前は)最高と思いました。天叢雲ならば、できれば“雲の色”にしたい。

デザイン案をまとめたあとで、ネーミングを知った水戸岡さん。
「天叢雲」にふさわしいデザインに修正したいと考えているそうです。

一畑電鉄・石飛貴之常務:
イメージが合わなければ、合うように修正していただいて一向にかまいません。

沿線人口の減少などで厳しい経営環境が続くなか、観光に活路を見出せるのか。
沿線の期待も背負いながら一畑の新型車両「天叢雲」は、2026年11月にデビューする予定です。

TSKさんいん中央テレビ
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