鄙びた温泉街、迷路のような路地、静かにたたずむ木造駅舎…。
一度も来たことはないのに、なぜか懐かしく心惹かれる。
そんな、郷愁溢れる風景を求めて旅する「一人旅研究会」こと栗原悠人さん。
栗原さんが全国各地でカメラに収めた心揺さぶるシーンをお届けする。
写真・文=栗原悠人
普段目にしている製品や原料を生み出す工場。
それらが集積した工業地帯は、他のどの景色とも異なった特有の魅力がある。
数え切れないほどのパイプや鉄骨が、何が何やら分からないほどに複雑に入り組み、つい一本一本の管を目で追ってしまう。
夜は様々な色の光が辺りを照らし、煙突からもくもくと煙が流れている。
まるで一つの大きな軍艦が夜に浮かんでいるようで、たまらない。
全国に点在する工業地帯が魅せる工場夜景、吸い込まれてみてはいかがだろうか。
東北・関東地方
■宮城・石巻市
JR貨物の石巻港駅付近の工場群。工場からゴォゴォと鳴り響く音が、工場地帯特有の雰囲気を高めていた。
■千葉・千葉市
千葉ポートタワーの展望台から。展望台は高さ113mにあり、京葉工業地帯を間近に感じられる。
■神奈川・川崎市
千鳥橋付近にある貨物線。付近には歩道の上にも入り組んだパイプが通り、工場マニアにはたまらない空間。
