鄙びた温泉街、迷路のような路地、静かにたたずむ木造駅舎…。

一度も来たことはないのに、なぜか懐かしく心惹かれる。

そんな、郷愁溢れる風景を求めて旅する「一人旅研究会」こと栗原悠人さん。

栗原さんが全国各地でカメラに収めた心揺さぶるシーンをお届けする。

写真・文=栗原悠人

平野部だけでなく傾斜地でも育てられるお米。

山肌に沿って田が幾重にも重なる棚田は、上から見ると幾何学的ともいえる模様を眺めるのが好きだ。

それに加え、田植えから収穫まで、季節ごとに異なる表情を見せてくれることにも惹かれる。

一方で、近年は人口減少や担い手不足により、棚田風景が失われつつある。

今回は、今なお人の手によって守られ、訪れて楽しい魅力ある棚田を紹介したい。

北陸地方

■新潟県 星峠の棚田

新潟県 星峠の棚田(2025年8月撮影)
新潟県 星峠の棚田(2025年8月撮影)
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米どころ新潟県にある絶景の棚田。雪解けの時期もおすすめ。運が良いと雲海が見られるという。

関東甲信地方

■長野県 姨捨(おばすて)の棚田

長野県 姨捨の棚田(2025年8月撮影)
長野県 姨捨の棚田(2025年8月撮影)

「日本三大車窓」の一つとして名高い姨捨駅付近の棚田。眼下の街々を見ながらの散策が楽しい。

■千葉県 大山千枚田

千葉県 大山千枚田(2024年4月撮影)
千葉県 大山千枚田(2024年4月撮影)

日の出前の空が綺麗な色をした時間帯に撮影。東京から一番近い棚田と言われ、300枚以上の田が広がる。