鄙びた温泉街、迷路のような路地、静かにたたずむ木造駅舎…。
一度も来たことはないのに、なぜか懐かしく心惹かれる。
そんな、郷愁溢れる風景を求めて旅する「一人旅研究会」こと栗原悠人さん。
栗原さんが全国各地でカメラに収めた心揺さぶるシーンをお届けする。
写真・文=栗原悠人
外出先で「え?どういう状況!?」と思わず二度見した経験はないだろうか。
道路が直角に立っていたり、一部の出入口が塞がれたトンネルがあったり…。
ツッコミを入れたくなるような見慣れない不思議な光景は、日常に潜んでいることも多く、思いがけず遭遇すると興奮する。
今回は、実際に二度見した珍スポットたちを紹介したい。
脳がバグを起こす道
■愛知県 背の低い歩行者信号機
国道をくぐる歩行者用の道路に設置された、さわれるほどに背の低い信号機。運転中にたまたま見つけて興奮した。
■青森県 階段国道
半島の北端にある「階段なのに国道」という不思議な道。国内唯一の例であり、“階段国道”とも呼ばれる。
■高知県 手結港可動橋
船が通れるように設置された動く橋。橋の手前で遮断棒が降り道路が立ち上がっていく光景が面白かった。
