2月9日、札幌市手稲区で5人が死傷した爆発火災を受け、北ガス側が会見を開き、事前にガス管に腐食の兆候が確認されていたことを明らかにしました。


 「深くお詫び申し上げます」(北海道ガス 川村智郷社長)

 2月17日午後開かれた北海道ガス側の会見。

 北ガスの川村社長らが陳謝しました。

 そこで明らかになったのは…

 「現地調査の結果、ガス管の腐食により生じたとみられる穴が確認された」

 「緊急性が高くないと判断し、テープを巻く対応をとりませんでした」(北ガスジェネックス 梅村卓司社長)

 この事故は、9日午前5時すぎ、札幌市手稲区西宮の沢の住宅で爆発を伴う火災があり、5人が死傷したものです。

 火元の住宅から半径約160m、75棟で窓ガラスが破損するなど被害が出ました。

 消防などの調査で火災の原因は漏れ出たプロパンガスに引火したものとみられていますが、2月17日、北ガスと供給する「北ガスジェネックス」が詳細を明らかにしました。

 「2022年9月の点検でガス漏れ検査は異常なしだった。点検員からガス管に腐食の兆候を確認したため、テープ巻きの提案があった。担当者は緊急性は高くないと判断し、処置をしていなかった。穴の直径は目視で2ミリ程度。事故翌日、敷地内の試験で漏えいを確認したため、被覆をはがしたところ穴が確認された」(北ガスジェネックス 岩城和夫保安サービス本部長)

 2月10日の調査で、現場のガス管、地上20センチの部分に直径2ミリほどの穴が確認されていました。

 これを受け、周辺231戸を調査したところ、2件で少量のガス漏れが確認されたことも明らかになりました。

 「同様のガス団地で緊急安全点検を実施する。対象は約8500件、3週間程度で予定。徹底的に原因を究明し、再発防止をはかる」(北ガスジェネックス 梅村卓司社長)

 設置から40年が経過しているガス管はポリエチレンが使われ腐食には強いとされていますが、緊急性がなくテープも巻かない判断が適切だったのかという質問に、北ガス側は…

 「その判断が正しかったかは警察と消防の調査結果を待ちたい。明確な基準があったかと言えば(なく)、担当者の知見による」(北ガスジェネックス 梅村社長)

北海道文化放送
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