東北大学は地元の人でなくとも、津波からの避難先が分かるようにするアドバルーンが、自動で浮き上がるシステムの開発を進めています。2月17日は初めて、実際の避難施設を使った実証実験が行われました。

記者リポート
「宮城野区の津波避難タワーの屋上です。これからこちらのバルーンが上空に上げられ、津波避難の目印となります」

東北大学災害科学国際研究所は津波警報などが出た際、津波避難タワーなどの避難施設の上空に目印となる「バルーン型避難標識」が、自動であがるシステムの開発に4年前から取り組んできました。

アドバルーンは衛生システム「みちびき」が発信する津波警報を受信して自動で起動。受信から90秒ほどで直径2.2メートルまでバルーンがふくらみ、地上40メートルの高さまで浮かび上がります。

本来は2分から3分ほどでバルーンが上空に浮かび上がりますが、17日の実証実験ではバルーンを固定する装置の一部が外れず、自動ではなく、手動での対応となりました。

東北大学津波バルーンプロジェクト 成田峻之輔代表
「これは実際にバルーンにガスを入れてみて浮力を与えてみないと確認できなかったところなので、今回確認ができたという点では、次につなげることができると思います」

津波避難施設で、全て自動で行うのは17日が初めての試みで、今回の結果を踏まえて2028年度中の実用化を目指し、開発を進めていきたいとしています。

東北大学津波バルーンプロジェクト 成田峻之輔代表
「初動でいかに情報を伝達するかがとても重要。東日本大震災の教訓がありますので、一番分かりやすいもので、こういった物的なもので空を見てすぐ分かるようなものを使っていくことはひとつ意義がある」

仙台放送
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