福岡市東区で高齢夫婦が何者かに殺害された事件は未解決のまま、まもなく発生から25年となります。
遺族は、今も犯人逮捕を信じて活動を続けています。
13日、福岡市の商業施設で行われた街頭活動。
警察とともに情報提供を呼びかけたのは、25年前に両親を殺害された藤堂早苗さん(70)です。
事件が起きたのは2001年2月、福岡市東区若宮にある一軒の住宅でした。
早苗さんの両親・金丸金次郎さん(当時81)と愛子さん(当時73)が遺体となって見つかったのです。
金次郎さんは荒らされた2階の寝室で刃物やドライバーのようなもので首や胸などを刺され、愛子さんはコードで首を絞められて殺害されていました。
事件発生から25年、現在も犯人逮捕には至っていません。
のべ7万2000人を投入してきた警察は、捜査が難航を極める要因の1つとしてー
◆東警察署 刑事管理官 中川康平 警視
「犯人を目撃した人は残念ながら確保できていない。情報入手に至っていない状況」
それでも遺族が懸賞金を設定した2013年以降、30件以上の情報提供が寄せられています。
◆東警察署 刑事管理官 中川康平 警視
「諦めずに捜査を継続していくことが犯人検挙につながる。東警察署においてもしっかりと捜査を進めていきたい」
事件の現場となった早苗さんの実家は、今は地域の集会所として使われています。
あえて当時と変わらない状態で残しているといいます。
◆藤堂早苗さん
「父親が殺された部屋です。ベッドの上に寝たままで傷がたくさんあったと聞いてます。誰のものか分からないけど検出された指紋の跡。『忘れていない』『諦めていない』。完全な形ではないですけど事件現場を残しているので、少しは犯人に対してプレッシャーになるのかなと思う」
「犯人を追いかける」という執念で、毎年街頭に立ち情報提供を呼びかけてきた早苗さん。
事件の真相を知るために…
事件は未解決のまま25年が経ち、きょうも有力な手がかりを求めています。
◆藤堂早苗さん
「どうして私の両親を殺さなければならなかったのかを一番に知りたい。『絶対』は世の中にはないので、ほんの何%であっても希望を捨てず、犯人より先に死ねないので頑張りたい」
【事件に関する情報提供先】
東警察署:092-643-0110