東京・東村山市にあるバイク店のオーナーが、半年以上雲隠れしていた事件で元オーナーの男(66)が、預かったバイクを無断売却した業務上横領容疑で逮捕された。購入品が届かないなどの相談は約120件寄せられ、被害総額は5000万円以上にのぼるとみられている。容疑者は経営悪化の中、売却代金を借金返済に充てていたとみられている。被害者からは「ようやく逮捕された」との安堵の声がある一方で、返金が望めないことへの無念思いが聞かれた。

バイク無断売却“雲隠れ”オーナー逮捕

警察官に連れられ、無表情で歩く男。
半年以上雲隠れしていたバイク店「多摩サイクル」のオーナー・米林豊容疑者(66)。

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客から預かっていたバイクを無断で売却したとして、業務上横領の疑いで逮捕された。

同様の被害を訴える宮下さん:
(Q.経営者が逮捕された)ついに…。(Q.気持ちは?)この何カ月か長かったような、あっという間…。とにかく日々モヤモヤした気持ちで。いったんこれでホッとしたというか。

2025年7月に「イット!」で取材した東京・東村山市にある「多摩サイクル」の映像では、つい先ほどまで営業していたような状態が捉えられていた。

“購入したバイクが納車されない”などのトラブルが起きる中、米林容疑者は連絡が取れず、雲隠れ状態。

同様の被害を訴えるAさん:
私が購入したのはこの黒いものだったが、90万円ぐらいをそのまま現金一括で支払いをし、そのまま商品が来ないという状況。

警視庁によると、米林容疑者は2025年5月ごろに50代の男性客に新車のバイクを販売し、その後、店に届いたバイクの写真を男性に送るなどしていたが、突如音信不通となったという。

その間に、別のバイクショップに120万円ほどでバイクを無断で売却した疑いが持たれている。

同様の被害相談は120件ほど警視庁に寄せられ、被害総額は5000万円以上にのぼるとみられている。

容疑者逮捕に被害者「朗報というかびっくり」

米林容疑者逮捕の一報に、同様の被害を訴える人たちは次のように語った。

同様の被害を訴えるAさん:
若干諦めていたところだったので、本当に朗報というかびっくりする話。買ったお金は戻ってこない若干もどかしさもある。

同様の被害を訴える宮下さん:
この辺でも1番老舗の大きいオートバイ屋さんだったので、全くそういうことやりそうな人には思えなかったし、一言でいいから謝ってほしいというのが、今話していても1番出てくるところ。

米林容疑者は、バイクの横領で得た金を借金の返済などにあてていたとみられる。

警視庁によると「多摩サイクル」は3年ほど前から経営が立ち行かなくなり、自転車操業状態だったということだ。

米林容疑者はバイクの無断売却について、「そのようなことをした」と供述していて、警視庁は余罪を追及している。
(「イット!」2月13日放送より)

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