ミラノ・コルティナオリンピックで、ウクライナのスケルトン男子代表、ウラジスラフ・ヘラスケビッチ選手が、ロシア侵攻の犠牲となったアスリートたちの姿を描いたヘルメットを競技で着用しようとして、失格となりました。
ヘラスケビッチ氏は、IOC(国際オリンピック委員会)の対応を不服として処分の取り消しを求め、スポーツ仲裁裁判所に提訴しました。
青井実キャスター:
ヘラスケビッチ選手としては「自由の代償を理解してもらいたい」、一方で、IOCの会長は「問題は内容ではなく、競技場でのメッセージ行為をどこまで許可できるか」と説明していますが、柳澤さんはどう捉えますか?
SPキャスター・柳澤秀夫さん:
選手の思い、それからIOCの立場、どっちが本当にいいのか悪いのかなかなか即断できないという問題だと思うんですね。ただ、少なくとも今回の問題が大きく取り上げられたことで、ウクライナでの現実というものが世界に伝わったと思うんですね。
青井実キャスター:
今まさに日本で我々が伝えているようにということですね。ただ今回、IOCもいろいろやり取りはしていたというニュースを伝えていますね。
SPキャスター・柳澤秀夫さん:
ヘルメットの代わりに黒い喪章をつけてどうですか、と折り合おうとしたということだと思うんですが、いずれにしてもスポーツの祭典としてのオリンピック、それからウクライナが置かれている政治的な状況というものにどう折り合いをつけるかという、我々にも重い課題を突き付けられています。
青井実キャスター:
選手も今、4年に1度のオリンピックだとおっしゃっていましたけど、2月24日でウクライナ侵攻から4年がたつわけです。そういったことも忘れてはいけません。