東京商工リサーチよると、米子バイオマス発電合同会社が、2月6日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、監督命令を受けたことが明らかになりました。
負債総額は約49億7000万円に上ります。

米子バイオマス発電合同会社は、2018年6月にバイオマス発電事業のための特別目的会社として設立されました。
そして米子市大篠津町の和田浜工業団地に、中部電力をはじめとした大手企業からの出資を得て、2019年9月から「米子バイオマス発電所」の建設工事が始まりました。
木質ペレットやパーム椰子殻などの輸入バイオマス燃料を使って、年間発電量約3.9億kWh(一般家庭の約12.5万世帯使用分に相当)、発電出力約54.5MWを計画。
2022年4月から営業運転を開始し、年間総収入額約90億円規模を計画していたということです。

しかし2023年5月17日に燃料貯留槽内で火災が発生。
さらに9月には、燃料受入搬送設備で粉塵爆発火災が起こり、発電所の稼働を停止しました。
この事故の後、米子市長からは「米子バイオマス発電所周辺住民の安全確保対策の徹底について」の申し入れを受けたほか、地元住民からは騒音被害や健康被害を訴え、再稼働に反対する声もあがっていました。

運転停止が続く中で、再稼働の動向が注目されていしたが、2025年6月には事業の採算性が見込めないとして廃止が決まりました。
今後は再生計画の中で建物設備等の解体撤去工事を進める見通しです。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。