OHK(岡山放送)で毎週月曜日から金曜日の午後3時50分から放送している「なんしょん!?」のコーナー、「なんしょん? ヘルスアカデミー」。健康に関する話題をお伝えしています。
今回は岡山で健康診断・人間ドックなどの予防医療を提供している「淳風会」の新施設、淳風会大安寺クリニック所長の小橋吉博(こばしよしひろ)先生にインフルエンザと新型コロナ感染症にかからないための対策を聞きました。
◆インフルエンザと新型コロナ 症状を自分で見分けることはできる?
Q,インフルエンザと新型コロナは症状が似ているといわれます。風邪か?インフルエンザか?新型コロナか?自分で見分けるのは難しいですよね。
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「まずインフルエンザにはA、B、C、D型があります。このうち人に病原性を示すのはA型とB型が主で、冬に流行しやすいと言われている季節インフルエンザはA型、B型です。2025年12月10日時点ではA香港型が流行しているようですが、中にはこの変異型と言われる「サブクレード型(K)」という株が新たに検出されているようです。」
Q,インフルエンザA型とB型の症状はどう違うのか?
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「A型とB型で症状に大きな違いはないようです。ただ、A型の方が発熱や頭痛といった全身症状が強い、B型はやや軽症ですが消化器症状が見られるといった傾向はあるようです。」
Q,新型コロナの症状はどんな症状か?
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「新型コロナウイルスは、最近、オミクロン株の変異ウイルスでNB.1.8.1.通称「ニンバス」型が流行しています。症状としては、以前のデルタ株では、インフルエンザと同様な症状の他に、嗅覚・味覚障害が多く見られていましたが、「ニンバス」ではカミソリの刃を飲み込むくらいと言われる激しい喉の痛みが目立ってみられます。」
Q,人から人にどのように感染するのか?
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「主な感染経路として、インフルエンザウイルスと新型コロナウイルス共に、接触感染及び飛沫感染形式をとるとされています。新型コロナウイルスはそれに加え、エアロゾル感染、つまり咳やくしゃみで空気中に浮遊する微粒子を吸い込むことで感染するとも言われています。」
Q,予防策はありますか?
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「感染症対策の基本は、マスクの着用を含む「咳エチケット」、「手洗い」、「換気」です。
高齢者や基礎疾患などの重症化リスクが高い方は、早めのワクチン接種を推奨します。」
Q,かかってしまった場合、どうしたらいいですか?
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「感染を広げないためにも職場や学校を発症後5日間は休んで、自宅療養してください。また、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスともに抗ウイルス薬は複数あり、感染初期であれば、有効なことが証明されていることから、医師と相談しながら内服すると
軽症で治癒することが多いようです。」
Q,後遺症が残ったりする場合はありますか?
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「インフルエンザ(ウイルス)の後遺症は、インフルエンザウイルスに対する免疫反応が
過剰に働くことで、炎症が長引き、身体の各組織に影響を及ぼすことで発症します。代表的な症状として、全身の倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛などが長時間続きます。持続する期間は数週間~数カ月とされています。新型コロナ(ウイルス)の後遺症は、咳や呼吸困難、強い倦怠感、味覚・嗅覚障害、認知機能の低下、不眠症、動悸などの多岐にわたる症状が半年以上継続することも多いようです。」
Q、症状が改善しない場合はどうする?
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「かかりつけ医や地域の医療機関などに相談してください。」
Q、感染防止のため今できることは?
(淳風会大安寺クリニック所長・小橋吉博医師)
「普段から「手洗い」「消毒の施行」やマスクの装着を心がけるようにすることを意識しましょう。」
※2025年12月10日放送の内容をもとに構成しました。