総務省は、全国の世帯を対象にした「家計調査」の結果を発表した。市町村別の支出金額をみると、福島市はモモ、せんべい、冷凍調理食品、切り花で日本一となっている。こうした日本一のなかで、福島市を挙げて盛り上げようとしているのが納豆だ。「納豆のまち」として存在感を高めようと新たな取り組みも始まった。
■2年連続 納豆消費額日本一
福島市役所に貼られたポスターに踊る「日本一」の文字。2月6日に総務省が発表した家計調査で、福島市の1世帯あたりの納豆の消費額は7658円と、2位の水戸市に344円の差をつけ全国1位に輝いた。
2年連続での快挙達成に、福島市を「納豆のまち」としてPRしてきた福島市にぎわい商業課の石田光路さんは「連覇できたこと大変うれしく思う。ひとえに市民の皆さんが納豆をたくさん買って食べて頂いたことになる。本当に市民の皆様に感謝したい」と話す。
■ごはんにかけるだけじゃない!
市民の“納豆愛”をさらに盛り上げようと、新たな取り組みも始まった。
福島市の土湯温泉にある温泉施設「御とめ湯り」では、納豆を使った絶品グルメを提供している。
福島市内の飲食店が、納豆を使った創作料理を競う「納豆料理コンテスト」でグランプリを獲得したこともある「和さんど」。土湯温泉で作った納豆を自家製クリームソースで和えた新感覚の一品だ。
■納豆グルメを巡る
こうした「納豆グルメ」を食べると参加できるのが『なっとうぐるめすたんぷらりー』だ。
市内19カ所で提供されている納豆グルメを食べた際にもらえるスタンプを集め、台紙のQRコードから応募。「納豆」のロゴが入ったエコバッグや、手ぬぐいなど納豆づくしの賞品が当たる抽選に参加でる。
2026年1月から始まったばかりの取り組みだが、御とめ湯りの総支配人・佐藤広明さんは「パンフレットお持ちになってご注文いただいたり、店内だけでなくテイクアウトでご購入いただいたりするお客様もいらっしゃる」と話すように、徐々に広がりを見せているという。
納豆を通してまちを盛り上げ、目指すは3年連続日本一。福島市の納豆愛はもう止まらない。
■データで見えた物価高
一方で、こんな数字も。
2025年の2人以上の世帯の平均支出額は、前年から4.6%増えた。一方で「モノやサービスをどのくらいの量を買えたか」を示す数字は0.9%増に留まっていて、つまり…買った量はあまり変わらないのに、金額は上がっているということになる。専門家は、「物価高が根強く、不要不急の支出を減らしている」と分析している。