SNSで「IPO株の購入権利が当選した」などと言われ、それを信じた福岡市の72歳の女性が投資やサービス料名目で現金約2747万円と2400万円相当の金塊をだまし取られていたことが分かりました。
城南警察署によりますと2025年11月中旬、福岡市城南区の無職の女性(72)はSNSで投資に関する広告を見て、投資家を名乗る男性名義のアカウントが中心となって株式投資を学ぶSNSの投資グループに参加しました。
女性は“投資家”のアシスタントを名乗る女性名義のアカウントとやり取りして、紹介された株式投資サイトにアカウントを登録し、11月20日にカスタマーサポートを名乗るアカウントから指定された口座に10万円を振り込み、指示通りに運用したところ、サイト上で利益が上がったということです。
その後、11月27日から12月18日にかけて4回にわたり、投資名目で合計1190万円を指定口座に振り込みサイト上で順調に利益を上げていたところ、“カスタマーサポート”から「IPO株の購入権利が当選した。IPO株を購入するには追加で2710万円の追加資金が必要」などと言われ、“投資家のアシスタント”からも「IPO株はなかなか買えない、今まで以上に利益が上がる」などと言われました。
これを信じた女性は指示されるまま、貴金属店で購入した2400万円相当の金塊960グラムと現金310万円を12月30日に「株式取引サイトのスタッフ」を名乗る男に渡しました。
男は70代くらいで黒っぽいスーツを着ていたということです。
そして女性が1月初めに資金の一部を出金しようとしたところ「出金するにはサービス料が必要」などと言われたため1月9日から1月21日にかけて3回にわたり、サービス料名目で指定口座に合計1237万1000円を振り込んでだまし取られたということです。
これらを合わせると被害は現金合計2747万1000円と金塊960グラム(2400万円相当)にのぼります。
警察はSNS型投資詐欺事件として調べるとともに
▽SNS・インターネット上の投資話には注意しましょう。
▽「絶対にもうかる」「あなただけ」という話は詐欺です。
▽SNSは知らない人からの「友達申請を拒否」「メッセージ受信を拒否」する設定にしましょう。
と注意を呼びかけています。