今年の景気を占う新年の初取引といえば、新春の風物詩「マグロの初競り」。

めざまし8が1月5日未明~東京・豊洲市場で取材をすると現れたのは、去年2021年に「一番マグロ」を提供した都内の寿司店「銀座おのでら」の総料理長。

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鮨 銀座おのでら・坂上暁史総料理長
初競りの縁起のいいマグロをとりたいと思っているんですけど、特に去年、おととしとコロナで世の中が静まりかえっている中、少しでも縁起の良いものを仕入れて、皆様に一年をより幸せに過ごしていただきたいという思いで、臨んでいきたい

「銀座おのでら」などを運営するオノデラグループは、仲卸業者「やま幸」の協力のもと、1月5日の初競りで“一番マグロ”の落札を狙います。

その強力なライバルとなるのが、すしチェーン「すしざんまい」を運営する「喜代村」の木村清社長です。

市場関係者のあいさつや柏手で初競りを前に熱気の籠もる市場内。床にはずらりと並べられたマグロ。威勢の良いかけ声が、新春の市場に響きます。

そして、今年の「一番マグロ」となったのは、青森県大間産のクロマグロ。重さは211kg、お値段は1688万円!「すしざんまい」ではなく、“オノデラグループとやま幸”が共同で落札しました。

ONODERAフードサービス・長尾真司代表取締役社長
せっかく縁起物がとれたので、たくさんの方々に、食べて頂きたいと思います

今年の「一番マグロ」を手にした豊洲市場前から、喜びの声が届きます。

鮨 銀座おのでら・坂上暁史総料理長
まず見た目と、胴回り、腹の厚み、どれをとっても最高のマグロだと思います

――二年連続一番マグロを競り落とすことができたことに関しては?

鮨 銀座おのでら・坂上暁史総料理長
コロナ禍で沈んでいるこういった世の中ですから、外食産業もそうですし、市場関係者、によりも世の中の方々が暗く沈んでいるので、少しでも明るいニュースを届けられたらなと思います

(めざまし8 1月5日放送より)