任期満了に伴う長崎県知事選挙が22日に告示され、現職と新人2人のあわせて3人が立候補した。県政の継続か、刷新かを問う17日間の選挙戦がスタートした。
現職か新人か 立候補は3人
立候補したのは3人だ。
届け出順に、いずれも無所属で、元副知事で新人の平田研さん(58)、政党委員で新人の筒井涼介さん(32)、現職の大石賢吾さん(43)だ。
22日、立候補の届け出を済ませた各候補者は、それぞれ第一声をあげた。
平田さん「県民に役に立つ政策をスピーディーに」
平田研さんは、元長崎県副知事で国土交通省の出身。
平田さんは「スピーディーに実施していくために必要なもの、それは経験、知識、ネットワーク、そして覚悟。この4つが備わっていて初めて、県民の皆さまのために一番役に立つ政策がどんどんスピーディーに実施されていく」と訴えた。
平田さんの出陣式には、与野党の県議のほか、長崎市の鈴木市長など約300人が応援に駆けつけた。
副知事を5年務めた平田さんは、物価高対策をはじめとした経済対策をスピード感を持って進めることや、国土交通省の要職を務めた経験を生かして九州新幹線西九州ルートのフル規格化の実現などを訴えている。
平田さんは「必要な政策を皆さんに提案し、一緒に実行していく。そのことで次の時代の長崎を作っていく」と述べた。
筒井さん「県民の生活最優先の長崎に」
筒井涼介さんは、共産党県委員会常任委員。共産党が推薦している。
筒井さんは「まずは給料を上げる。中小企業を直接支援して、企業の皆さんが給料を上げやすくする」と政策を掲げた。
出陣式には、県議、市議のほか、支援団体の関係者など約100人が集まった。
筒井さんは政策の柱に東彼・川棚町の石木ダムの建設中止を掲げている。人口流出に歯止めをかけるため、返済のいらない奨学金制度をはじめとした若者への支援の拡充や、非核三原則の法制化などを求めていくとしている。
筒井さんは「県民の皆さんを置き去りにするような、県民の願いを聞かないようなそういう長崎県を終わらせたい。県民の願いがかなう、県民の生活最優先の長崎県を作る」と意気込みを語った。
大石さん「九州新幹線西九州ルートの整備方式議論など実績アピール」
大石賢吾さんは、2期目を目指す現職。
大石さんは「私はこの4年間、長崎県の未来を変えるために新しいことにもチャレンジしてきた。長年、長崎県が向き合っている課題にも向き合っている」と実績をアピールした。
大石さんの出陣式には、推薦している県医師連盟などに加え、自民党の国会議員や県議を含む約600人が集まった。
大石さんは九州新幹線西九州ルートの整備方式について議論を進めたことなどを強調。ドローンなどの新しい技術を活用して地域の課題解決につなげるなど、県政をさらに推し進めると訴えている。
大石さんは「明るい長崎県の未来のために変えるべものは変えていく。今の時代に合った規制緩和をする、基準を見直す。そういう新しい社会のあり方を皆さんと、皆さんの声を聞きながら作っていく」と述べた。
投開票は2月8日 期日前投票が始まったものの…
21日時点の長崎県内の選挙人名簿登録者数は、106万3413人。投開票は2月8日。1月23日から期日前投票が始まった。
知事選の期日前投票所は、長崎市役所や佐世保市役所など県内62カ所に設置されている。しかし、投票入場券が一部の有権者に届いていないことなどが影響しているのか、出足は鈍い。
選管によると「投票入場券がなくても本人確認ができれば投票できる。有権者の皆さんには積極的に投票に来てもらいたい」と話している。
また、衆院選は1月27日に公示、長崎県議補選は1月30日に告示され、すべての期日前投票は2月1日から可能になる。
(テレビ長崎)
