例年、多くの観光客が訪れる中国の大型連休、旧暦の正月に当たる『春節』まであと1カ月ほど。冷え込む日中関係の影響で2026年の春節はどうなるのか?取材した。
2026年の春節は2月15日からの9連休
「戦艦を使ってですね、そして武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりえるケースだと私は考えます」。

2025年11月7日の国会答弁で高市早苗首相が発したこの発言。高市首相が集団的自衛権の行使を認める「存立危機事態」になり得ると発言したことを発端に中国は反発を強め、日本への渡航自粛の呼びかけをするなど日中関係は急速に冷え込んでいる。

例年、福岡にも中国から多くの人が訪れる大型連休、旧暦の正月にあたる春節。中国政府によると2026年の春節は2月15日から23日までの9連休になるという。

日中関係の冷え込みの影響はあるのか? 福岡市内のホテルを取材した。

経済的な影響は限定的か?
福岡市博多区の『都ホテル博多』。博多セールス&マーケティング部の赤峰聖さんは「今年の春節期間の予約状況につきましては、現状8割~9割ほどの予約で埋まっている状況です。

例年と比べましても変わらない予約の堅調な推移をしていますので、今のところ問題ございません」と話す。

“高市初発言”直後には若干、宿泊客が減少したものの、その後、春節時期の予約は例年と変わらない予約率まで回復したという。
一方、福岡中央区の百貨店『岩田屋』。春節時期の中国からのインバウンド客の動向について広報の丸尾遥さんは「今年に関しましても例年同様の客数を見込んでおります」と話す。

また訪日外国人顧客向けの限定アプリを2025年3月にスタートさせたが、2026年、初めて春節に合わせ、食品などが“お得”に買える情報やクーポンを配信し、売り上げアップを目指している。

日中関係が冷え込む中でも中国からの個人旅行者は大幅には減らないと見られる2026年の春節。経済的な影響は限定的かもしれない。
(テレビ西日本)
