政府は2026年度の沖縄振興予算案について、今年度の当初予算を5億円上回る2647億円とする方針を固めました。
沖縄振興予算が前の年度を上回るのは10年ぶりで、強い沖縄経済の実現や物価高への対応が軸となります。
那覇空港の機能強化と基地の返還跡地の一体的な開発を目指すゲートウェイ構想の早期実現に向け、基地の返還跡地の先行取得費用などに57億円が計上されています。
また、沖縄県が使い道を決められる一括交付金は736億円と前の年度を15億円上回る見込みで、ソフト交付金が347億円、ハード交付金は390億円となっています。
2026年度の沖縄振興予算は閣議決定を経て正式に成立します。
振興予算を巡っては11月、玉城知事が黄川田沖縄担当大臣と面談し2800億円を上回る額の確保などを求めていました。