沖縄盲学校では17日、全国で講演している全盲の女性が特別授業を行い、生徒たちに逆境を乗り越えていくための考え方を伝えました。
浅井純子さん:
私は、全ての光を失って、全盲になってから恐怖がなくなりました
17日、沖縄盲学校で講演した大阪府出身の浅井純子さんは、30歳のときにモーレン潰瘍を発症し、全盲になりました。
「見えていた世界」が見えなくなり、その恐怖と絶望から自ら命を絶とうと考えたこともあったと話す浅井さんは、試練をチャンスと捉え心を保ち「考え方の一つで人生は変わっていく」と力強く語りました。
浅井純子さん:
誰も変わってくれません。自分が心で考えて、自分がそれを自分で乗り越えていかないと誰も助けてくれません。私は目が見えなくなって、盲導犬を連れてそんなファンキーなおばちゃんがやって来たら、ちょっと話聞いたろか?と思うやろ?
全盲の生活は大変なことも多い一方で「ゼロがマイナスになることはない」として、見えないからこそ出会える人やできる経験があると浅井さんは生徒たちにエールを送りました。