今年の春のセンバツ甲子園に出場したエナジックスポーツ高等学院の野球部で指揮をとる神谷嘉宗監督が、部員に対して不適切な指導を行ったとして、活動を自粛していることが分かりました。
エナジックスポーツ高等学院野球部は、神谷嘉宗監督が掲げるノーサイン野球で今年の春のセンバツ甲子園に初出場して初勝利を挙げるなど、全国的な注目を集めてきました。
学院によりますと、神谷監督による部活動での指導をめぐり、学院長をトップとする調査委員会が内部調査を行った結果、不適切な指導があったと確認されたということです。
仲舛盛順学院長は不適切な指導の内容や時期について「生徒や監督のプライバシーに関わる」として、明らかにしていません。
神谷監督は不適切な指導を認め、自らの申し出で野球部の指導を自粛していて、学院は県高野連を通じて日本高校野球連盟に事案を報告しています。
現在、野球部の部員は練習を継続していて、仲舛学院長は再発防止に向けて「指導体制を見直し、二度と同様のことが起きないよう努めていく」としています。