再建が進む首里城正殿では、正殿の南北に設けられる「両廊下」の建方工事が進められていて、15日、報道陣に公開されました。

永田裕介 記者:
太陽の下で輝く正殿のすぐそばでは、両廊下の建方工事が始まっています

素屋根が解体され、再びその鮮やかな姿を表した首里城正殿。

その出入口として、南側に「南之廊下」、北側には「西之廊下」が設けられ、城に勤める役人の詰所などに使われていました。

沖縄県出身の3人を含む8人の宮大工が、奈良県産のヒノキを加工し、建物の柱など骨組みを組み立てました。

令和の復元では、屋根の造りや建物の大きさなどに、古絵図やフランス海軍の古写真などの新たな知見が活かされます。

清水建設JV 奥村耕治 工事長:
今回30年前と全く同じ建物を作っているわけではなく、色んな知見、古写真などから新しいものを作っています。完成した時に一つ一つ発見できれば良いと思います

両廊下は年明けから屋根や軒廻りの工事が行われ、2026年2月頃からは、正殿と同じ瓦葺きや久志間切弁柄を使った塗装が施されます。

沖縄テレビ
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