高市首相は9日午前8時過ぎ、青森県沖で8日夜に発生した最大震度6強の地震から一夜明けて、「これまでのところ、負傷者30名、住宅火災1軒などの報告を受けている。引き続き被害状況の把握に努めていく」と述べた。
また高市首相は、「今回の地震により、今後、北海道から三陸沖の地域にかけて大規模地震が発生する可能性が平常時より高まっていると評価され、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されたが、実際には大規模地震が発生するかは不確実だということを十分理解したうえで、自らの命は自らが守るという原則に基づき、防災行動をとっていただきたい」と強調した。
そのうえで、「防災対応をとるべき地域の皆様は、今後1週間程度、気象庁や自治体の情報に留意するとともに、安全な避難場所・避難経路の確認、家具の固定など、日頃からの地震の備えの再確認に加えて、揺れを感じたらすぐに避難できる態勢を維持していただいたうえで、社会経済活動を継続していただきたい」と呼びかけた。