積雪や凍結による労働災害の増加が懸念される冬の期間に、事故防止への意識を高めてもらおうと、12月5日に岩手労働局が岩手県盛岡市内の建設現場で安全パトロールを行いました。
パトロールが行われたのは、盛岡駅西通に建設が進められている16階建て分譲マンションの工事現場です。
県内では転倒による労災が最も多く、特に12月から2月にかけては積雪や凍結によって多発するなど、転倒事故の半数近くが集中しています。
5日は岩手労働局の白石好春局長が、建物の10階で鉄筋を組み立てる作業を見学し、風の防止策や防護ネットなど安全管理が徹底されているか確認していました。
岩手労働局 白石好春局長
「冬期特有の労働災害が多くなる時期なので、季節的な要因を含めて安全を第一に取り組んでほしい」
また11月に北上市でクレーン車が住宅を直撃する事故が発生したことから、岩手労働局では作業員だけでなく、地域住民を巻き込まないよう一層の安全作業を呼びかけていました。