4日夕方、小矢部市の国道で道路を歩いていた80歳の男性が車にはねられ、死亡しました。

4日午後5時35分ごろ、小矢部市岡の国道8号を歩いて横断していた近くに住む無職の石黒一夫さん(80)が左から走ってきた普通乗用車にはねられました。

石黒さんは全身を強く打つなどして、病院に救急搬送されましたが外傷性ショックでおよそ1時間後の午後6時40分に死亡が確認されました。

*近くの人は
「あっちから来た車にはねられて、段ボールの方まで飛ばされて亡くなられたと聞いている。きのうは雨も降っていたし、(午後)5時半過ぎは真っ暗だった」

警察が、車を運転していた高岡市福岡町の35歳の男性会社員から話を聞くなどして、事故原因を調べています。

日没が早まり歩行者が巻き込まれる交通事故が増加するこの時期、県警は、ドライバーは今回、小矢部市で起きた事故のように右から左へ道路を横断してくる歩行者に特に注意する必要があるとしています。

理由の一つとして、車の構造上、ロービームは対向車がまぶしくないよう右のヘッドライトの照射距離が、左より短く設定されていて、右から出てくる歩行者の発見が遅れる可能性があるため、ドライバーは横断歩道がない場所でも歩行者が渡ってくるかもしれないということに注意しながら夕暮れ時の「早めのライト点灯」と夜間はハイビームを活用し事故回避に努めて欲しいとしています。

富山テレビ
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