5日朝、勝山市役所の周辺でクマの足跡が多数見つかり、市などが警戒を強めています。
勝山市によりますと、5日午前3時頃、市役所から北西に約150メートルの地点で新聞配達員がクマの足跡を発見。午前7時頃には、市役所の南西約100メートルの一般住宅の庭でも、積もった雪の上に複数のクマの足跡が見つかりました。住民が確認したところ、庭の垣根が壊された形跡があり、庭の中をぐるりと1周するように足跡が残されていたということです。
市によりますと、5日に見つかった2カ所の足跡はつながっていて、市役所の半径200メートル内をうろついたとみられますが、クマは見つかっていません。
勝山市内では11月29日にクマの痕跡が見つかって以来、6日間は通報がなかったということですが、今回の事案を受け、引き続き公共施設でラジオを流したり、パトロールをしたりと警戒を強めています。