ルーズソックスにインスタントカメラ。平成で流行した懐かしい数々が再びブームとなっている。
1990年代のトレンド「ルーズソックス」
札幌の街なかで若者に注目してみると…平成の女子高校生たちの間で大流行した、あのファッションを発見!
「ルーズソックスとか平成のギャル。エモい! エモいよね」(高校2年生)
今、女子高校生に人気なのが、1990年代のトレンド「ルーズソックス」だ。
「お母さんのアルバムの写真とかでルーズソックスはいているのを見て、すごいかわいいなぁって思って」(高校2年生)

こちらの女性が身に着けているのは平成の女の子たちに大人気だった懐かしいキャラクターたち。
「流行しているのはたまごっちのキャラクターとかエンジェルブルー。小学生のとき持っていたのが今商品になるのが多いと思います。当時買えなかったものとかが、今大人になって買えるので嬉しいなぁって」(28歳女性)
他にも厚底の靴に…今となっては解像度の低いデジタルカメラ。
今、平成で流行したものが再注目されている。

「平成レトロ」なぜ注目されている
約30年続いた「平成」
ギャルファッションに、一大ブームを巻き起こしたたまごっちやカードゲームなど、様々なモノや文化が誕生した。
それらが今、「平成レトロ」と呼ばれ、注目されている。
一体なぜなのかー

若い世代が「平成」に感じるのは「新鮮さ」
お話を聞いたのは山下メロさん。
平成グッズを4万点集め本も出版している。
若い世代が「平成」に感じるのは新鮮さだという。
「今の親世代や働きはじめてお金に余裕がある人たちがちょうど平成を青春時代として過ごしているので、小さい頃は親にねだって買ってもらえたりもらえなかったものが自分のお金で好きに買える。流行りが廃れたぐらいの時代を知らない若い世代がフラットな視点で見て自分たちが可愛いと思えば買うということが起きています」(平成レトロ研究家 山下メロさん)

では、どんな商品が人気なのだろうか。
「こちらのお店には昔懐かしいゲーム機など平成で流行した商品がずらりと並んでいます」(熊坂友紀子記者)

人気商品はシール
2025年6月にオープンしたこちらの店には、平成の商品を多く取り揃えた「レトロコーナー」が北海道で初めて設けられている。
なかでも人気なのがシールだ。
「売り場の方に出した瞬間にすぐなくなっちゃう。懐かしさを感じているという方もいると思うんですけど、また集めたいなっていう気持ちで20・30代から子どもまで幅広く買っている」(ドン・キホーテ千歳店 三浦一則さん)

平成では、女の子を中心にシールを集めて交換する遊びが流行しましたが今、空前の大ブームとなっているのである。
2025年に入ってからぷっくりとした立体感のあるキャラクターシールが人気で、9月の売り上げは16万点。
10月はそれを上回る見通しである。
「シール集めてシール交換をよくやっています。ぷくっとしたシールを集めて、欲しいシールを交換して楽しいです」(9歳)

シール集めを一緒に楽しむ親子も。
「(お気に入りは)ここと一緒にシールをくっつけたところ」(9歳)
「私は水シール。水が入っているシール。(大人になって)自分の好きなのを買えるのはいいところ」(30代)

平成の女の子たちに人気だったキャラクターのグッズも
平成で女の子たちに大人気だったあのキャラクターの商品も。
「エンジェルブルー、あとこちらのラブandベリーが人気商品になってますね。十何年前に流行ってて今また去年くらいから問い合わせが増えてきてそこからさらにグッズも新しく出来始めてる感じ」(お店の人)
平成レトロ研究家の山下メロさんによると、シール交換やキャラクターグッズなど、2000年代に小学生だった女の子に人気だったモノが平成レトロの今のトレンドだということだ。

「平成レトロ」の今後に注目
この他にも女子高校生の間で再ブームとなっているルーズソックスに…昔懐かしいインスタントカメラも解像度の低さが逆に雰囲気があって良いと若者に人気である。

懐かしさと新鮮さを兼ね備えた「平成レトロ」。
次は何が流行するのか注目だ。
