選ばれる人は、食事・運動・睡眠といった生活の基本をおろそかにせず、日々のルーティンを大切にしています。
栄養バランスの取れた食事を心がける。自分の体脂肪や筋肉量を定期的に計測して把握する。自分に必要な睡眠時間を把握し、睡眠の質を高める工夫をして十分に眠る……。
自分の身体と向き合う時間を意識的に持ち、体調管理に気をつけていると、少しでも体調に変化があれば気づくので、メンテナンスも早めに対応できます。
こうした日々の積み重ねは、姿勢や肌のつや、体型のバランスなどの見た目にも表れるので、「この人は自己管理がきちんとしているんだな」と思われて、それだけで信頼感を与えます。
「この人なら安心して仕事を任せられる」と思われる人は、例外なく、自分の状態を正しく見つめ、必要なケアを欠かさない人です。
体調管理は無理のない範囲で
体調管理は、決してストイックに頑張ることではありません。無理のない範囲で習慣化し、自分に合ったやり方を見つけて「続けていく」ことが大切です。年齢を重ねるごとに、日々の積み重ねが大きな差になっていきます。
50代で身体を整えておけば、60代は「もっとも楽しく、エネルギーに満ちた時期」になり、身体も思うように動かせます。
一方で、体調管理が十分でないと、60代以降はリハビリのような運動が中心になりがちです。リハビリのような運動とは、体力や筋力の低下を防いだり、ケガをしないための守りの運動のことです。
さらに、健康管理とメンタルの安定は密接に結びついています。運動を習慣にしている人は、免疫力が高く、精神的にも安定しているという研究結果もあります。
自分の身体と心に目を向け丁寧に扱う。それは、自分を大切にするだけでなく、周囲に対して誠実に向き合う姿勢そのものです。
自分を大切にできない人は、ほかの人を大切にできません。体調管理ができている人は、自己管理能力の高さを証明している人でもあります。
