名門ケンブリッジ大学で重視されるのが「コミュニケーション」。
知識を得て増やすだけでなく、コミュニケーションを取り入れて、成長と深い理解をする。こうした教育システムを800年という長い月日をかけて築いてきたという。
ケンブリッジ大学教授・飯田史也さんの著書『あなたの一生を支える 世界最高峰の学び』(日経BP)からケンブリッジ流の学び深める4ステップを一部抜粋・再編集して紹介する。
実践!学びを深める4ステップ
さて、ここではそのステップを実際に試してみましょう。
これは、まだ「最高峰の学び」につながる最初の一歩に過ぎませんが、とても大事な一歩です。難しいかもしれませんが、何度も繰り返し練習することで、思いもよらない深い学びにつながっていきます。
まずは、インプットの材料として、最近出会った興味深いことをひとつ選んでください。ニュース記事や本書の一節をとりだしてもかまいません。
家族や友人など身近な人から聞いた話をきっかけにして、そこから会話を始めてみるのも効果的です。
次に、第2ステップの「理解して関連づける」を実践します。
インプットした内容を、自分がすでに知っていることや他に思いついた話題と結びつけてみましょう。「これとあれはどうつながるだろう?」と考えてみるだけでも、新しい発見があります。
そして3番目のステップが、「表現する」です。
これが最初は一番のハードルかもしれません。聞いたことをそのまま繰り返すのではなく、自分の言葉に置き換えたり、新しいストーリーにしてみたりしましょう。
話す相手がいる場合は、相手が理解したかを確かめるために、質問をしながら説明すると、より深まります。
最後に、「発展させる」ステップです。
新しく理解したことを、次にどう広げられるかを考えます。「これを他のことに応用するとしたら?」「別の分野ではどうだろう?」といった問いを立ててみましょう。難しく考えすぎず、頭に浮かんだことを自由に話してみるだけでも構いません。新しいつながりが、次の学びの種になります。
