愛媛県松山市中心部にある歩行者専用の大街道商店街のアーケード内で、バイク7台に乗り集団暴走するなどした疑いで、当時15~17歳だった少年10人が、12月1日までに逮捕されました。

深夜3時過ぎの松山市内の繁華街の道路。パトカーのドライブレコーダーが今年6月に捉えた映像はバイク7台の暴走行為。道幅いっぱいに広がって赤信号を無視した迷惑な行為に、警察が「止まりなさい」と呼びかけても挑発するかのようにエンジン音は止みません。なかには上半身裸の少年の姿も見られました。

青木稜悟記者:
「こちらの道路からバイク7台が左に曲がり、歩行者専用の大街道アーケード内を走り抜けていったということです」

警察はこの暴走集団のグループを1日までに摘発。道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも松山市に住むとび職や高校生ら、当時15~17歳だった少年10人です。

警察の調べによりますと、少年たちは松山市内の道路で今年6月22日午前3時過ぎ、ナンバーを折り曲げるなどしたバイク7台に乗り、信号無視や蛇行運転などの暴走行為を繰り返した疑いがもたれています。

暴走行為の映像は、歩行者専用の大街道商店街のアーケード内を速度を落とすことなく走行し、近くにいた歩行者は後ずさる様子も捉えていました。

松山市内の女性:
「歩く方もいますし、危険だと思うので、 ルールは守って欲しい」

近くの従業員:
「やばいっすね、これは。結構人がいるときがあるので、本当に危険な行為なんで止めたほうがいいんじゃないのかな」

少年たちは松山南警察署の付近でも騒音走行を繰り返し、追跡してきたパトカーとともに国道33号を経て約5キロ離れた大街道へ。歩行者専用のアーケード内に入ったため、警察は追跡を断念し、防犯カメラやドライブレコーダーの映像をもとに、少年たちを特定しました。

容疑の認否は明らかにされていません。

10人は知り合い同士らが集まったとみられ、運転していた7人のうち4人が無免許。警察は「他人に迷惑を及ぼし、事故の危険も非常に高い行為で決して許されない。今後も厳正に対応していく」としています。

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テレビ愛媛
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